Java Micro Edition

Java Platform, Micro Edition(Java ME)

Java Platform, Micro Edition(Java ME)は、Internet of Things(IoT)における組込みデバイスやモバイルデバイス(マイクロ制御装置、センサー、ゲートウェイ、携帯電話、PDA、テレビ・セットトップ・ボックス、プリンタなど)で動作するアプリケーションのための堅固で柔軟な環境を提供します。Java MEには柔軟なユーザー・インタフェース、堅牢なセキュリティ、組込みネットワーク・プロトコル、そしてネットワーク接続アプリケーションおよびオフライン・アプリケーションに対するサポートが含まれており、動的にダウンロードできます。Java MEに基づくアプリケーションは多数のデバイス間で移植可能でありながら、各デバイスのネイティブ機能を活用できます。

Oracle Java ME Embeddedは、世界中でInternet of Things(IoT)として提供されている数十億台のデバイスにコアテクノロジーとしてデプロイされているJava MEのテクノロジーを活用するJavaランタイムです。Java MEの仕様は、豊富な機能、幅広いデバイスへの移植性、柔軟性、安全性と同時に、非常に高いリソース効率と、基盤となっているプラットフォームに対する要求が低くなるように設計されています。

Java ME Software Development Kit(SDK)は、デバイスのエミュレーションやスタンドアロンの開発環境、およびJava MEアプリケーションの迅速な開発を実現するユーティリティセットを提供します。このSDKは、Connected Limited Device Configuration(CLDC)テクノロジーおよびConnected Device Configuration(CDC)テクノロジーを1つのシンプルな開発環境へと統合します。

Oracle Java ME Embedded Clientにより、今日の強力な組込みシステムに対応した、信頼性と移植性に優れた高機能型アプリケーションを開発できます。Javaプラットフォームが持つ柔軟性と、すでに確立された開発者ベースにより、ユーザーはコスト削減と迅速な製品化を実現しながら、セキュアで革新的な製品を開発できます。業界をリードする信頼性、パフォーマンス、スループット、セキュリティ、クロス・プラットフォームのサポートを備えた必要不可欠なプラットフォームです。

Connected Limited Device Configuration(CLDC)および、Java ME APIは、非常に多くの携帯電話開発者、通信事業者、OEM企業に使用されており、フィーチャーフォン製品を世界中で生み出しています。オラクルは、30億台以上のデバイスで使用される携帯電話用のテクノロジーを提供する業界のリーダーです。

Java TVはJava MEベースのテクノロジーであり、テレビやセットトップ・ボックス・デバイスで動作するJavaアプリケーションを開発するための、パフォーマンスが高く、安全で、実装が容易なソリューションを提供します。開発者は、Java TVランタイムを使用して、電子番組ガイド(EPG)、ビデオオンデマンド(VOD)クライアント、ゲーム、教育アプリケーション、インターネットデータ(天気、ニュースティッカー、ソーシャル・ネットワークなど)にアクセスするためのアプリケーションや、Blu-rayディスクタイトルのユーザー・インタフェース、ボーナスコンテンツなどを簡単に作成できます。

Oracle Java Platform Integrator(OJPI)で、Internet of Things(IoT)の利用範囲を拡大しましょう。オラクルは、パートナー企業に、Oracle Java Platform Integratorプログラムを提供して、Oracle Java Embedded製品のカスタマイズを可能にしています。たとえば、Oracle Java SE Embedded、Oracle Java ME Embedded、Oracle Java ME Embedded Clientなどが該当します。これにより、さまざまなデバイスタイプやマーケットセグメントへのリーチが可能になります。この新しいプログラムは、世界で900万人以上いるJava開発者による巨大なJavaエコシステムとの組み合わせにより、IoTにおける優れた開発およびデプロイの柔軟性を支援します。

Oracle Java ME Embedded

最新情報

Oracle Java ME Embedded 8.3バイナリが、STM32429I-EVAL(Cortex-M4/RTX)、STM 32F746GDISCOVERY(Cortex-M7/RTX)、Intel Galileo Gen. 2、およびRaspberry Pi(ARM 11/Linux)用にリリースされました。

最新情報(2018年1月):Oracle Java ME Software Development Kit(SDK)8.3.1がリリースされました。Oracle Java ME Embedded 8.3およびOracle Java ME Embedded 8.2の各プラットフォームをサポートしています。 バージョン8.3.1は、Java ME SDK 8.3のメンテナンス・アップデートであり、Windowsでのみ使用できます。

以前のリリース

Oracle Java ME Embedded 8.2 Developer Previewバイナリが、Freescale FRDM-K64F(Cortex-M4/mbed)用にリリースされました。

Java ME SDK

Oracle Java ME SDKはスタンドアロンの開発環境であり、Java ME Embeddedのアプリケーションを迅速に開発するための一連のユーティリティです。デスクトップ・コンピューターのデバイス・エミュレーション環境として、Java ME Embeddedランタイムが含まれています。エミュレーション環境では、実際のデバイスで使用するためにOracleがデバイスメーカーにライセンス供与しているものと同じコードベースを使用します。これにより、組込みアプリケーションを実際のデバイスにデプロイする前に、エミュレートされたデバイスで広範なテストを実行できます。

JAVA ME SDKスタートガイド

Oracle Java, Micro Edition(Java ME)Software Development Kit(SDK)は、デバイスのエミュレーションやスタンドアロンの開発環境、およびJava MEアプリケーションの迅速な開発を実現するユーティリティセットを提供します。このSDKは、Connected Limited Device Configuration(CLDC)テクノロジーおよびConnected Device Configuration(CDC)テクノロジーを1つのシンプルな開発環境へと統合します。Java ME SDKはSun Java Wireless ToolkitおよびJava Toolkit for CDCの後継製品であり、改良されたデバイス・エミュレーション、スタンドアロンの軽量開発環境、アプリケーション開発を迅速化する強力なツールを提供します。

主な特長

  • あらゆるJava MEデバイスをターゲットとした単一のアプリケーション開発用SDK
  • アプリケーション・プロトタイピング用の組込みエミュレータ
  • 開発環境に合わせてカスタマイズ可能なデバイススキン
  • IDE統合を改善するためのNetBeansおよびEclipseプラグイン
  • リモート・アプリケーションの管理とデバッグのためのオンデバイスツール
  • アプリケーション・プロファイリング、ネットワーク・モニタリング、およびメモリモニタリング

Oracle Java Micro Edition SDKテクニカル・ドキュメント

Oracle Java Micro Edition Software Development Kitは、組込みおよびモバイルのアプリケーションを開発するための最先端のツールセットです。Internet of Things(IoT)のあらゆるJava MEデバイスをターゲットとしたアプリケーション開発に対応したスタンドアロンの開発環境と一連のユーティリティを提供します。

リリースノート

データシート

最新情報

最新情報(2018年1月) :Oracle Java ME Software Development Kit(SDK)8.3.1がリリースされました。Oracle Java ME Embedded 8.3および8.2プラットフォームをサポートしています。

バージョン8.3.1は、Java ME SDK 8.3のメンテナンス・アップデートであり、Windowsでのみ使用できます。

Oracle Java ME Embedded 8.3 バイナリが、STM32429I-EVAL(Cortex-M4/RTX)、STM 32F746GDISCOVERY(Cortex-M7/RTX)、Intel Galileo Gen. 2、Raspberry Pi(ARM 11/Linux)の各プラットフォーム用にリリースされました。

Java ME SDK - 詳細情報

トレーニング

Oracle UniversityおよびJavaトレーニング - ほぼすべてのタイプのネットワーク・アプリケーションで使われている言語を学習できます。

Oracle University - Javaトレーニングのカテゴリ
Java SE Java EE
Webサービス
The Java Tutorials Blog:Javaを学習して成長につなげます
OLN:Oracle Learning Libraryにアクセスして、Javaセクションまでスクロールします
NETBEANS.ORG:Java Embeddedテクノロジーを活用したアプリケーションを作成するために、NetBeans IDトレーニングを探します
Oracle University - Javaトレーニングのカテゴリ
Java SE Java EE
Java ME Webサービス
The Java Tutorials Blog:Javaを学習して成長につなげます
OLN:Oracle Learning Libraryにアクセスして、Javaセクションまでスクロールします
NETBEANS.ORG:Java Embeddedテクノロジーを活用したアプリケーションを作成するために、NetBeans IDトレーニングを探します

Oracle Java Micro Edition Embedded Client

Oracle Java ME Embedded Clientにより、今日の強力な組込みシステムに対応した、信頼性と移植性に優れた高機能型アプリケーションを開発できます。Javaプラットフォームが持つ柔軟性と、すでに確立された開発者ベースにより、ユーザーはコスト削減と迅速な製品化を実現しながら、セキュアで革新的な製品を開発できます。業界をリードする信頼性、パフォーマンス、スループット、セキュリティ、クロス・プラットフォームのサポートを備えた必要不可欠なプラットフォームです。

最新情報

  • 新しいリリース:Oracle Java ME Embedded 8 for Raspberry Pi(ARM 11/Linux)およびQualcomm IoE(ARM9/Brew MP)をGA(一般提供)バイナリとして利用できるようになりました。開発や評価の目的でインストールして実行できます。
  • 新しいリリース:Oracle Java ME Software Development Kit(SDK)8がリリースされました。Oracle Java ME Embedded 8プラットフォームをサポートしており、NetBeans 8用のプラグインが含まれています。
  • 提供開始:Oracle Java ME Embedded 3.4のOracle Java Platform Integratorプログラムポートが、Qualcomm IoE QSC6270T/BREWプラットフォーム向けに提供開始されました。

Oracle Java ME Embedded Client

Oracle Java Micro Edition(ME)Embedded Clientは、一般的なJava ME仕様に基づいて開発されたアプリケーション・ランタイムであり、電子書籍リーダー、Blu-rayディスクプレーヤ、VoIP電話、テレビ、セットトップボックス、プリンタ、住居用ゲートウェイのようなリソースに制約があるデバイス向けに設計されています。Java MEは、リソースに制約がある組込みデバイスに最適なテクノロジーであり、携帯電話機やデジタルテレビ機器で幅広く採用されています。Java MEがデバイスメーカーに提供するのは、Java言語が持つすべての機能、包括的なAPIセット、業界をリードするセキュリティ、および他のどのプラットフォームよりも多い開発者へのアクセスです。Java Platform Standard Edition(Java SE)と互換性があるOracle Java Micro Edition Embedded Clientは、使い慣れたJavaの機能を継承するとともに、Java開発者が最初から無駄なく開発を進められる機能豊富な開発エコシステムの利点も引き継いでいます。NetBeans IDEをはじめとする広範なツールによって、アプリケーションの作成とデバッグを行うための高度な機能が提供されます。同時に、Oracle Java Micro Edition Embedded Clientは、処理能力とメモリが制限されたデバイスにおける速度と効率の向上を目的に設計されているため、Java MEから継承した機能をフルに活用できます。

主な利点

  • リソースに制約があるデバイス向けに設計された高性能ランタイム
  • GEM MHP、BD-J、tru2way、OSGi、Ginga-Jなどの世界標準規格に完全準拠
  • EclipseやNetBeansなどの幅広く普及しているツールを使用した、Windows、Linux、Mac OS Xでの開発
  • スレッドが多用されるシナリオにおけるスケーラビリティと堅牢性の確保による高度なアプリケーションおよびシステムソフトウェアの実現
  • 主要なJava仕様(JSR)の包括的なサポート
  • 事前に最適化されたランタイムによる、サポート対象のプラットフォームでの迅速な製品化

設計機能

  • Just-In-Time(JIT)コンパイラ - 領域効率、信頼性、移植性に優れた構成可能な高速コンパイラ
  • 事前コンパイル(AOT) - VM起動時間の短縮
  • インタプリタ - 最適な速度とGCC拡張の使用
  • ランタイム - 迅速な起動と停止、リソースリークの排除、動的なロードまたは事前にロードされるクラス向けの小さなクラスフットプリント、ネイティブおよびソフトウェアによる浮動小数点演算のサポート
  • クラスの事前ロード(Romization) - 領域の節約、データの共有、ROMを使用したインプレース実行、迅速な起動、断片化の回避
  • メモリ管理 - ヒープ管理、高速な世代別ガベージコレクタ
  • スレッドのサポート - 高速ロック、スレッドが多用されるシナリオでのスケーラビリティと堅牢性の確保、厳しいメモリ条件に対するCスタックの安全性、ポーティングレイヤーによるネイティブスレッドのサポート
  • プロセスベースのマルチ・アプリケーションのサポート - OSのコピーオンフォーク機能のセキュアで効率的な活用
  • 標準JVMインタフェース - ポリシーベースのセキュリティモデル、Java Native Interface(JNI)メソッドのサポート、Java Virtual Machine Tool Interface(JVMTI)によるデバッグとプロファイリングのサポート

モバイルデバイスおよび組込みデバイス向けのOracle Java

Oracle Java Embeddedにより、今日の強力な組込みシステムに対応した、信頼性と移植性に優れた高機能型アプリケーションを開発できます。Javaプラットフォームが持つ柔軟性と、すでに確立された開発者ベースにより、ユーザーはコスト削減と迅速な製品化を実現しながら、セキュアで革新的な製品を開発できます。

最新情報

新しいリリース:Oracle Java ME Embedded 8.2バイナリが、Freescale FRDM-K64F(Cortex-M4/mbed)およびRaspberry Pi(ARM 11/Linux)用にリリースされました。

Java for Mobile - ドキュメント

スタートガイド

テクニカル・ドキュメント

Java for Mobile製品のドキュメント、リリースノート、技術記事、およびその他の有用な情報。

API

リファレンス実装、仕様、サンプル、データシート、オプションパッケージ、プログラミングノート、およびガイド。

システム要件

Java for Mobileは、特に組込み市場を対象としたプラットフォームをサポートしています。

Java TV

ニュース

  • Blu-ray Disc Java(BD-J)の開発者である斉藤千尋氏が、あらかじめパッケージ化されたBD-JアプリケーションをPCプレーヤや家庭用Blu-ray Discプレーヤで実行する方法を示します。ソースファイルも提供されます。
  • オラクルは、BD-Jアプリケーション開発に必要なさまざまなAPIコンポーネントのJavadoc APIリファレンスバンドルをビルドするための、テクニカルノートとシェルスクリプトを提供しています。プロジェクトHD Cookbookでは、BD-Jアプリケーションとその他のGEM TVプラットフォーム用のコードの収集をオープンに協力して行っています。プロジェクトHD Cookbookは、GRIN(GRaphical INteractivity用のフレームワーク)を含んでいます。このフレームワークはshow(表示)に配置されるfeatures(機能)の表示を管理し、容易なリモートコントロールの処理を実現します。

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