Oracle WebLogic Server 11gへのJDeveloper SOAアプリケーションのデプロイ

目的

このチュートリアルでは、Oracle JDeveloper 11gを使用して、Oracle WebLogic Server 11gにSOA Webアプリケーションをデプロイします。

所要時間

2時間

トピック

このチュートリアルでは、以下のトピックについて説明します。

 概要
 前提条件
 作業環境の準備
 アプリケーションのテスト
 アプリケーション・サーバー接続の作成
 デプロイのためのアプリケーションの準備
 アプリケーションのデプロイと管理
 アプリケーションの実行
 まとめ
 参考資料

スクリーンショットの表示

 このアイコンの上にカーソルを置くと、すべてのスクリーンショットがロード し、表示されます。(警告:この操作によって、同時にすべてのスクリーンショットがロードされるため、ご使用のインターネット接続によっては応答時間が遅 くなる場合があります。)

注:各手順に関連したスクリーンショットのみを表示する場合は、それぞれの手順にあるアイコンの 上にカーソルを置いてください。スクリーンショットをクリックすると、非表示になります。

概要

架空の企業であるGlobal Companyによって実行されるFusion Order Demoは、次の2つの主要アプリケーションで構成されています。

このチュートリアルでは、StoreFrontModuleアプリケーション、およびWebLogic Fusion Order Demoを構成するSOA複合アプリケーションをSOA対応Oracle WebLogic Server 11gド メインにデプロイします。ドメインの構成要素は次のとおりです。

以下の作業を実行します。

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前提条件

このチュートリアルを始める前に、次のことを確認してください。

1.

Oracle JDeveloper Studio Edition(11.1.1.1.0)にアクセスできるか、またはインストール済みであること。この製品は、Oracle Technology Networkからダウンロードできます。
http://www.oracle.com/technology/global/jp/products/jdev/index.html

ダウンロードおよびインストールした製品が11gであること、エディションが Java EditionではなくStudio Editionであることを確認してください。正しいバージョンがインストールされていることを確認するには、Oracle JDeveloperのメニューから「 Help」→「 About」を選択します。

このチュートリアルでは、SOA複合アプリケーションを作成およびデプロイしますが、それには、 Oracle JDeveloper SOA Suiteの拡張機能をインストールする必要があります。インストール手順は次のとおりです。

  • Oracle JDeveloperのメニューから「 Help」 →「 Check」を選択し、Check for Updatesウィザードを起動します。
  • ウィザードで、Oracle Fusion Middleware製品更新センターを検索します。

あるいは、 Oracle Technology NetworkからOracle JDeveloperのSOA Suite拡張機能(ファイル名は soa­jdev­extension.zip)をダウン ロードし、ダウンロードしたローカル・ファイルをCheck for Updatesウィザードで探してOracle JDeveloperにインポートする方法もあります。

 

2.

次のいずれかのバージョンのデータベースにアクセスできるか、またはインストール済みであること。

  • Oracle XE Database 10g(10.2.01)
  • Oracle Database 10g(10.2.0.4以上)
  • Oracle Database 11g(11.1.0.7以上)

これらのデータベース製品は、Oracle Technology Networkからダウンロードできます。 http://www.oracle.com/technology/global/jp/software/products/database/index.html

 

3.

データベース内にSOAスキーマを構成済みであること。『Oracle® Fusion Middleware Installation Guide for Oracle SOA Suite 11g Release 1 (11.1.1)』 の「Create Schemas for Oracle SOA Suite and Oracle BAM」の項に詳細な説明があります(「 参考資料」を参照)。

 

4.

SOAインフラストラクチャ・データベースのデータベース・パラメータが更新済みであること(XEデータベースを使用する場合)。 processesパラメータは200以上でなければなりません。現在の値を確認するには、 SQL*Plusに sysdbaとしてログインして、次の文を実行します。

SQL> show parameter session
SQL> show parameter processes

processesパラメータの値が 200未満の場合は、次の文を実行します。

SQL> alter system reset sessions scope=spfile sid='*';
SQL> alter system set processes=200 scope=spfile;

そのあとで、データベースをシャットダウンして再起動し、SQL*Plus内で再度 show文 を発行して、パラメータの変更が適用されていることを確認します。

 

5.

Fusion Order Demoサンプル・スキーマにアクセスできるか、またはインストール済みであること。FODスキーマのインストールおよびOracle JDeveloper 10gにおける接続の作成手順は、Oracle Technology Networkを参照してください。
http://www.oracle.com/technology/products/jdev/samples/fod/index.html

 

6.

Oracle WebLogic Server 11g(10.3.1.0)に アクセスできるか、またはインストール済みであること。この製品は、Oracle Technology Networkからダウンロードできます。
http://www.oracle.com/technology/global/jp/products/weblogic/index.html

ADFアプリケーションのOracle WebLogicドメインも構成する必要があります。『Oracle® Fusion Middleware Fusion Developer's Guide for Oracle Application Development Framework 11g Release 1 (11.1.1)』の「Creating and Extending WebLogic Server Domains」および「Deploying Fusion Web Applications」の項に詳細な説明があります(「 参考資料」を参照)。

Oracle WebLogicのドメインは、製品モードではなく開発モードで定義する必要があります。

7.

SOA Suiteにアクセスできるか、またはインストール済みであること。この製品は、Oracle Technology Networkからダウンロードできます。
http://www.oracle.com/technology/global/jp/products/soa/soasuite/index.html

インストール手順については、 『Oracle® Fusion Middleware Installation Guide for Oracle SOA Suite
11g Release 1 (11.1.1)』を参照してください(「 参考資料」を参 照)。

 

8.

次のいずれかのブラウザがインストールされていること。

  • Firefox 3以上
  • Internet Explorer 7以上
  • Safari 1.0以上

次の手順に従って、Oracle JDeveloper用のデフォルト・ブラウザを設定しておくと便利です。

  • メニューから「 Tools」→「 Preferences」 を選択します。
  • 左側のツリーで「 Web Browser and Proxy」を選択します。
  • 選択したブラウザの実行可能ファイルがある場所を指定します。

 

9. 1024×768以上のスクリーン解像度のモニタを使用していること。

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作業環 境の準備

 Oracle WebLogic Serverの起動
 Oracle WebLogic Serverホストの環境変数の設定
 Fusion Middleware Controlを使用したOracle WebLogic Serverドメインの確認
 Oracle JDeveloperの起動とFODアプリケーションの開始

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Oracle WebLogic Serverの起動

Oracle WebLogic Serverでは、ドメインと呼ばれる複数の環境を定義できます。各ドメインは、管理サーバーと1つ以上の管理対象サーバーで構成されます。

ターゲットとなるOracle WebLogic Serverドメインが開発モードの場合、Oracle JDeveloperは、アプリケーション・レベルの資格証明およびポリシーをリモートのOracle WebLogic Serverへ自動的に移行します。Oracle JDeveloperに統合されているOracle WebLogic Serverは、デフォルトで、開発モードになっています。ドメインが開発モードか製品モードかは、Oracle WebLogic Server管理コンソールを使用することで確認できます。

Oracle WebLogic Serverが製品モードの場合、Oracle JDeveloperは、セキュリティ・アーチファクトを移行しません。その場合は通常、管理者が、Enterprise ManagerまたはWLSTスクリプトを使用して、アプリケーション(セキュリティ要件を含む)を製品モードのOracle WebLogic Serverにデプロイします。アプリケーションの資格証明およびそのほかのjazn-dataのユーザー資格証明の移行について詳しくは、 『Oracle Fusion Middleware Security Guide』を参照してください(「 参考資料」を参照)。製品モードのOracle WebLogic Serverドメインへのデプロイの説明は、このチュートリアルの対象外です。

Oracle WebLogic ServerとSOA SuiteがMySOADomainという名前の開発モード・ドメインでインストールされているものとして、以下の手順を実行してOracle WebLogic Serverを構成し、起動してください。

1.

Oracle WebLogic Serverを起動する前に、FODアプリケーションに含まれている資格証明がドメインに配布されるようにドメインの構成ファイルに設定を追加する必要が あります。この設定は、この項の導入部分で説明したように、開発用インスタンスのみに適用されます。

テキスト・エディタで、 <FMW_HOME>/user_projects/domains/MySOADomain/bin/setDomainEnv.cmd(MySOADomain は使用しているSOAドメイン名に置き換えてください)ファイルを開き、 SET JAVA_PROPERTIES行に次の設定を追加します。
-Djps.app.credential.overwrite.allowed=true

注:Linuxでは、 <FMW_HOME>/user_projects/domains/MySOADomain/bin/setDomainEnv.shファ イルを開いて、次のように設定します。
JAVA_PROPERTIES="-Djps.app.credential.overwrite.allowed=true -Dplatform.home=${WL_HOME} -Dwls.home=${WLS_HOME} -Dweblogic.home=${WLS_HOME} "
export JAVA_PROPERTIES

ファイルを保存します。Oracle WebLogic Server管理サーバーがすでに起動されている場合は、新しい設定を有効にするため、サーバーを再起動する必要があります。サーバーがすでに起動されて いる場合は、次のようにしてサーバーを停止してから、次の手順に進んでください。Windowsの「スタート」メニューで、「 すべてのプ ログラム 」→「 Oracle WebLogic」 →「 User Projects」→「 <MySOADomain>」 →「 Stop Admin Server」を選択します(<MySOADomain>は使用している SOAドメイン名に置き換えてください)。

注:Linux上でrootユーザーとして管理サーバーを シャットダウンするには、 <FMW_HOME>/user_projects/domains/<MYSOADomain>/binディ レクトリに移動して、次のコマンドを実行します。
./stopWeblogic.sh

 

2.

Oracle WebLogic Serverを起動します。Windowsの「スタート」メニューで、「 すべてのプログラム」→「 Oracle WebLogic」→「 User Projects」→「 <MySOADomain>」→「 Start Admin Server for Weblogic Server Domain」を選択します(< MySOADomain>は使用しているSOAドメイン名に置き換えてください)。

注:Linux上でrootユーザーとして管理サーバーを起動 するには、 <FMW_HOME>/user_projects/domains/MYSOADomain/binディ レクトリに移動して、次のコマンドを実行します。
./startWebLogic.sh

 

3.

プロンプトが表示されたら、 Oracle WebLogicのユーザー名とパスワードを入力します。入力したパスワードは表示されません。

 

4.

使用しているOracle WebLogicドメインの管理サーバーが起動し、コマンド・ウィンドウにメッセージが表示されます。
<Server state changed to RUNNING>
<Server started in RUNNING mode>

コマンド・ウィンドウは、必要に応じて最小化できますが、開いたままにしておいてください。これでOracle WebLogic管理サーバーが起動し、使用可能になります。

 

5.

SOA管理対象サーバーが起動していない場合は起動します(この手順は、管理サーバーが RUNNINGモー ドの場合のみ実行します)。コマンド・ウィンドウで、1行に次のコマンドをすべて入力します。

<WLS_HOME>\user_projects\domains\<Your_SOA_Domain>\bin\startManagedWebLogic.cmd <Managed_Server_Name> http://<host>:<port>

次の各値を置き換えてください。

プレー スホルダー: 置換内容:
<WLS_HOME>

Oracle WebLogic Serverのインストール・パス( C:\weblogicな ど)

<Your_SOA_Domain> SOA管理対象サーバーのドメイン名(例: MySOADomain
<Managed_Server_Name> 管理対象サーバーの名前(例: soa_server1
<host> Oracle WebLogic ServerがインストールされているサーバーのDNS名またはIPアドレス(例: myhost.com
<port> 管理サーバーのポート番号(通常は、 7001

コマンド・ウィンドウにサーバーが実行中であることを示すメッセージが表示されたら、ウィンドウを最小化してもかまいませんが、ウィン ドウを閉じてはなりません。

注:Linux上でrootユーザーとしてSOA管理対象サーバーを起動するには、 <FMW_HOME>/user_projects/domains/MYSOADomain/binディ レクトリに移動して、次のコマンドを実行します。プレースホルダーは上の表に示した各自の値で置き換えてください。
./startManagedWebLogic.sh soa_server1 http://localhost:7001

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Oracle WebLogic Serverホストの環境変数の設定

複合サービスをデプロイするスクリプトを実行するには、Oracle JDeveloperはデプロイメント・プラットフォームに2つの環境変数を設定する必要があります。 Path変 数には、Antがインストールされている \binサブディレクトリへのパスを設定する必要があ ります。また、 JAVA_HOMEも設定する必要があります。

Windows上でこれらの変数を設定するには、次の手順を実行します(Linuxの場合については、この項の 最後にある注意事項を参照してください)。

1.

アプリケーションのデプロイ先のコンピュータ上で、Windowsの「 スタート」メニューから「 コ ントロール パネル」を開き、「 システム」アイコンをダブルクリックします。

 

2.

システムのプロパティ・ダイアログで、「 詳細設定」タブを選択して、「 環境変数」 をクリックします。

 

3.

環境変数ダイアログで、 JAVA_HOMEシステム変数を探し、その値が WebLogic JDKの場所になっていることを確認します。

JAVA_HOME変数が定義されていない場合は、「 New」 をクリックし、新しいシステム変数ダイアログで、 JAVA_HOMEの変数名と WebLogic JDKの場所を指す変数値(例: C:\weblogic\jdk160_11) を入力します。

OK」をクリックして、新しいシステム変数を設定します。

 

4.

Path」システム変数をダブルクリックして、WebLogic の ant\binディレクトリへのパスが含まれていることを確認します。含まれていない場合 は、変数値の末尾に追加します。たとえば、次のようなディレクトリを追加します。

;C:\weblogic\modules\org.apache.ant_1.7.0\bin

OK」をクリックして Path変数を 設定し、「 OK」を2回クリックして、環境変数ダイアログとシステムのプロパティ・ダイアログを閉じます。

注:

上記の項では、Windowsの例を示しています。Linuxの場合は、次のコマンドを入力します。
export JAVA_HOME=${FMW_HOME}/jdk160_11
export PATH=$PATH:<FMW_HOME>/modules/org.apache.ant_1.7.0/bin

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Fusion Middleware Controlを使用したOracle WebLogic Serverドメインの確認

Oracle WebLogic Server 11g には、ブラウザ・ベースの Oracle Enterprise Manager(Oracle EM)が付属しています。このOracle EMインタフェースを介してFusion Middleware Controlを使用することにより、アクティビティやOracle WebLogic Serverにデプロイされたアプリケーションを監視できます。WebLogic Administration Serverを起動したあとは、ブラウザを使用してFusion Middleware Controlに接続できます。以下の手順では、このインタフェースを開いて、Oracle WebLogic Serverドメインを簡単に探索します。

ブラウザを使用してFusion Middleware Controlに接続するには、次の手順を実行します。

1.

ブラウザを開いて( 前提条件の項で説明したブラウザの要件を参 照)、次のURLを入力します。 http://<host>:<enterprise_manager_port>/em

たとえば、Oracle WebLogic Serverをローカル・マシンのデフォルトのポートにインストールするには、次のURLを入力します。
http://localhost:7001/em

 

2.

ユーザー名とパスワードを入力するように指示されます。Oracle WebLogic Serverのユーザー名と管理パスワードを入力し、「 Login」をクリックしてFusion Middleware Controlにログインします。

 

3.

アクセシビリティの設定をおこなうよう要求されたら、適切なチェック・ボックスを選択または選択解 除して、「 Continue」をクリックします。

 

4.

ファームとはメタデータ・リポジトリを共有するOracle WebLogic Serverインスタンスのグループです。Fusion Middleware Controlにログインすると、最初にファーム・ホームページが表示されます。

ウィンドウの左側にあるサイズ変更可能かつ折りたたみ可能なパネルには、ナビゲーション・ツリーが 表示されます。このナビゲーション・パネルを使用して、いつでもファーム・ホームページに戻ったり、ほかのページに移動したりできます。

これで、アプリケーション、Webサービス、およびOracle WebLogic Serverドメインのそのほかのコンポーネントを確認できます。ドメインの探索が終了したら、ブラウザ・ウィンドウを閉じます。

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Oracle JDeveloperの起動とFODアプリケーションの開始

Oracle JDeveloperを開始し、FODアプリケーションと連係して動作するように準備するには、次の手順を実行します。

1.

<jdev_home>ディ レクトリにある、Oracle JDeveloperの実行可能ファイル( jdeveloper.exe ) をダブルクリックします。

Migrate User Settingsダイアログ・ボックスが開いたら、「 NO」 をクリックします。

Tip of the Dayウィンドウを 閉じます

 

2.

Application Navigator」タブをクリッ クして、メニューから「 File」→「 Open」を選択します。または、現在アプ リケーションが開いていない場合は、「 Open Application」リンクをクリックします。

 

3.

「Open Application(s)」ウィンドウで、FODアプリケーション・ファイルを抽出した場所(例: <jdev_home>\jdeveloper\mywork\FOD ) に移動します。「 StoreFrontModule」フォルダを開き、「 StoreFrontModule.jws 」 ファイルを選択して、「 Open」をクリックします。

ファイルを移行するよう要求されたら、「 Yes」をクリック し、Migration Statusウィンドウで「 OK」をクリックして、ファイルが正常に移行されたことを確認し ます。

これで、アプリケーションがOracle JDeveloperにロードされます。

 

4.

同様に、「 CompositeServices」→「 WebLogicFusionOrderDemo」 アプリケーションを開き、要求されたらファイルを移行します。

エラー・ダイアログが表示されたら、「 OK」をクリックしま す。報告された問題を解決する詳細な手順については、「SOA複合アプリケーションのOracle WebLogic Serverへのデプロイ」の項を参照してください。

 

5.

アプリケーション・ナビゲータに最近使用したアプリケーションが表示されます。アプリケーション名 の横にある下矢印をクリックして、ドロップダウン・リストから「 StoreFrontModule」を選択します。

 

6.

データベースにインストールしたFODスキーマを使用するようにアプリケーションを設定します( 前提条件参 照)。

  • アプリケーション・ナビゲータで「 Application Resources」パネルを表 示します。最小化されている場合は、元に戻します。最小化されていない場合は、アコーディオン・タイトルをクリックして開きます。



  • Connections」ノードと「 Database」 ノードを開いて、「 FOD」接続を右クリックし、「 Properties」を選択 します。

 

7.

Edit Database Connectionウィンドウで、データベース用にOracle(JDBC)の設定を編集します。

たとえば、ローカル・マシンにXEデータベースがインストールされている場合は、「 Host Name」 を localhostに、「 JDBC Port」を 1521に、「 SID」を XEに設定します。

Test Connection」をクリックします。正常に終了したら「 OK」 をクリックします。エラーが発生した場合は、問題を修正して、接続を再度テストします。

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アプリケーションのテス ト

Oracle JDeveloper内で、Oracle JDeveloperに統合されたOracle WebLogic Serverを使用してアプリケーションを実行およびテストすれば、アプリケーション・サーバー接続を作成したり、アプリケーションをデプロイしたりせず に済みます。ただし、アプリケーションをユーザーに公開するには、外部のアプリケーション・サーバーにデプロイする必要があります。その具体的な手順につ いては後述します。

Oracle JDeveloperのOracle WebLogic Server内でアプリケーションをテストするには、以下の手順に従います。

1.

アプリケーション・ナビゲータで、「 StoreFrontService」を右クリックして、コ ンテキスト・メニューから「 Rebuild」を選択します。

 

2.

StoreFrontUI」→「 Web Content」を 選択し、「 home.jspx」を右クリックして、コンテキスト・メニューから「 Run」 を選択します。

 

3.

Oracle JDeveloperは、プロジェクトをコンパイルすると、Oracle WebLogic Serverを起動し、ログ・ウィンドウにメッセージを表示したあと、StoreFrontModuleアプリケーションをOracle WebLogic Serverにデプロイします。最後に、ブラウザ内でアプリケーションを起動します。

StoreFrontModuleアプリケーションのホームページはデフォルトのブラウザで表示されます。

ショッピング・カートにアイテムを追加する、ショッピング・カートを表示する、といった操作を試してみてください。終了したら、ブラウ ザを閉じます。

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アプリケーション・サーバー接続の作成

StoreFrontModuleアプリケーションをSOA WebLogic Serverドメインにデプロイするには、サーバーに対する接続を作成する必要があります。アプリケーション・サーバーのSOAドメインに対する接続を作 成するには、以下の手順を実行します。

1.

リソース・パレットが表示されていない場合は(デフォルトの表示位置はJDeveloper IDEの右側)、Oracle JDeveloperのメイン・メニューから「 View」→「 Resource Palette」 を選択します。

リソース・パレットで、「 IDE Connections」パ ネル、「 Application Server」の順に展開します。

ご覧のとおり、Oracle JDeveloperに統合されたOracle WebLogic Serverに対する接続はデフォルトで存在しています。

 

2.

IDE Connectionsパネルの「 Application Server」を右クリック し、コンテキスト・メニューから「 New Application Server Connection」を選択しま す。


3.

Create Application Server ConnectionウィザードのName and Typeページで、接続の名前(例: MySOAServer)を入力して、「 Next」 をクリックします。

 

4.

ウィザードの認証ページで、SOA WebLogic Serverの ユーザー名パ スワードを入力します。「 Next 」をクリックします。

 

5.

ウィザードのConfigurationページで、次の情報を入力し、「 Next」をクリックして次に進みます。

Weblogicホスト名 Oracle WebLogic ServerがインストールされているサーバーのDNS名またはIPアドレス
ポート番号

管理サーバーのポート番号(デフォルトは 7001

SSLポート セキュアなSSL接続で使用するポート (デフォルトは 7002
常にSSLを使用 このチェック・ボックスは選択解除(デフォルト)の ままにしておく
WLSドメイン Oracle WebLogicドメインの名前(例: MySOADomain

 

6.

ウィザードのテスト・ページで、「 Test Connection」をクリックします。アプリ ケーション・サーバーが使用可能で、接続の詳細が正しければ、ウィンドウのステータス部分に、実行された8つのテストの成功ステータスが表示されます。

エラーが発生した場合は、接続設定を確認します。「 Back」をクリックして必要な変更をおこない、接続を再試行してく ださい。

接続に成功したあと、「 Finish」をクリックして接続を完了します。

これで、アプリケーションのデプロイをホストするOracle WebLogic Serverへの接続が作成されました。

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デプロイのためのアプリケーションの準備

デプロイメント・プロファイルは、アプリケーションのデプロイを制御するプロジェクト・コンポーネントまたはア プリケーション・コンポーネントです。デプロイメント・プロファイルの中身は、ソース・ファイル、デプロイメント・ディスクリプタ(必要な場合)、デプロ イメント・パッケージに含めるそのほかの補助ファイルのリストです。作成されるアーカイブ・ファイルの形式、コンテンツ、タイプ、名前が記述され、依存 性、プラットフォーム固有の命令、そのほかの情報が規定されます。

Oracle ADFアプリケーションは、各ビュー・コントローラ・プロジェクトの .war(Web ARchive)ファイルを含む .ear(Enterprise ARchive)ファイル、各モデル・プロジェクトまたはカスタマイズ・クラスの .war(Web ARchive)ファイル、およびMDSリポジトリに登録する必要のあるシード済みカスタマイズまたは基本メタデータのMAR(Metadata ARchive)ファイルとしてとしてデプロイされます。 .earファイルは、プロジェクト単 位で作成されるほかのタイプのアーカイブ・ファイルと違って、アプリケーション単位で作成されます。デプロイメント・プロファイルの作成の詳細について は、『Oracle® Fusion Middleware Fusion Developer's Guide for Oracle Application Development Framework 11g Release 1 (11.1.1)』の 「Creating a Deployment Profile」および「Deploying Fusion Web Applications」の章を参照してください(「 参考資料」を参照)。

StoreFrontModuleアプリケーションのデプロイメント・パッケージは3つの主要部分、すなわち、StoreFrontServiceプロ ジェクト( .jarファイル)、StoreFrontUIプロジェクト( .warファイル)、アプリケーション全体( .earファ イル)で構成されます。各プロジェクトとアプリケーションのデフォルトのデプロイメント・プロファイルは、Oracle JDeveloperによって自動的に作成されますが、開発者は、固有のカスタム・プロファイルを作成したり、既存のプロファイルを編集したりできます。 FODアプリケーションとそのプロジェクトのプロファイルはすでに作成されているため、これらのプロファイルの中身を確認していくことにします。こ のアプリケーションのデプロイメント・プロファイルは変更しないでください。

この項では、デプロイメント・プロファイルを確認するだけでなく、StoreFrontModuleアプリケーショ ンのプロパティを設定して、アプリケーションのページがSOA環境で実行されているかどうかを判定できるようにします。以下の作業をおこないます。

 StoreFrontServiceプロジェクトのデプロイメ ント・プロファイルの確認
 StoreFrontUIプロジェクトのデプロイメント・プロ ファイルの確認
 StoreFrontModuleアプリケーションのデプロイ メント・プロファイルの確認
 モジュール・プロパティの設定

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StoreFrontService プロジェクトのデプロイメント・プロファイルの確認

最初にStoreFront Serviceプロジェクトのデプロイメント・プロファイルを確認します。このプロジェクトの内容はおもに、アプリケーションのデータ・モデル部分を構成 するJavaクラスです。このプロジェクトのデプロイメント・プロファイルは、Business Components Service Interfaceアーカイブ・タイプを使用しています。このアーカイブから、2種類のJAR(Java ARchive)ファイル、すなわちEJB JARファイルとsimple JARファイルが作成されます。

サービス・インタフェースのデプロイメント・プロファイルを確認するには、以下の手順を実行します。

1.

アプリケーション・ナビゲータでStoreFrontModuleアプリケーションを開き、「 StoreFrontService」 プロジェクトを右クリックして、コンテキスト・メニューから「 Project Properties」を選択します。 または、単純にプロジェクトをダブルクリックします。

 

2.

Project Propertiesダイアログの左側のパネルのツリーで「 Deployment」 を選択し、デプロイメント・プロファイルのリストで「 SDOServices (Business Components Service Interface)」を開きます。「 Common (JAR File)」を選 択し、「 Edit」をクリックします。

 

3.

Edit JAR Deployment Profile Propertiesダイアログの左側のパネルのツリーで、「 JAR Options」を選択します。JAR Optionsパネルで、JARファイルの場所をメモします。このデプロイメント・プロファイルを使用してアプリケーションをデプロイすると、この場所に JARファイルが作成されます。

 

4.

左側のツリーで、「 File Groups」→「 Project Output」 の順に開き、「 Contributors」を選択します。選択したオプションによって、Filtersパネルに表示さ れるファイルが決まります。

 

5.

左側のツリーで「 Filters」を選択します。Filtersパネルで、「 Expand All Nodes」をクリックします。これですべてのファイルをスクロールして確認しながら、デプロイされるJARファイルに含める ファイルを選択できます。

 

6.

Patterns」タブを選択します。これにより、フィルタ・パターン、すなわち、同じ選択セッ トを表す包含と除外のルールが表示されます。Filesタブで選択をおこなうと、Patternsタブでパターンが追加または削除されます。パターンを変 更すると、Filesタブでファイルまたはディレクトリが選択または選択解除されます。

Cancel」をクリックして、Edit JAR Deployment Profile Propertiesダイアログを閉じます。

 

7.

Project Propertiesダイアログで、「 MiddleTier (EJB JAR File)」 を選択し、「 Edit」をクリックしたあと、通常のJARファイルでおこなったように、選択したオプションとプロパ ティを確認します。EJB JARデプロイメント・プロファイルにはEARファイルも含まれます。これが、通常のJARデプロイメント・プロファイルとの違いです。

終了したら、「 Cancel」を2回クリックして2つのダイアログを閉じます。

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StoreFrontUI プロジェクトのデプロイメント・プロファイルの確認

次に、StoreFrontUIプロジェクトのデプロイメント・プロファイルを確認します。このプロジェクトに は、アプリケーションのユーザー・インタフェース・コンポーネントが含まれます。このプロジェクトのデプロイメント・プロファイルは、 .warファイルです(Webコンポーネント用のWeb ARchive)。

ユーザー・インタフェースのデプロイメント・プロファイルを確認 するには、以下の手順を実行します。

1.

アプリケーション・ナビゲータで、「 StoreFrontUI」プロジェクトを右クリックして、コ ンテキスト・メニューから「 Project Properties」を選択します。または、単純にプロジェクトをダブ ルクリックします。

 

2.

Project Propertiesダイアログの左側のパネルのツリーで「 Deployment」 を選択したあと、「 StoreFrontWebApp (WAR File)」を選択して、「 Edit」 をクリックします。

 

3.

Edit WAR Deployment Profile Propertiesダイアログの左側のツリーで「 General」 を選択し、「 WAR File」プロパティを確認します。このプロパティは、この .warファイルが作成された場所と、このデプロイメント・プロファイルを使用してアプリケーションがデ プロイされた時期を示します。

Web Application's Context Rootの設定にも注意してください。これ はデプロイされたアプリケーションの名前であり、デプロイ済みアプリケーションにアクセスするとき使用するURLの一部になります。ここでは、「 Use Project's Java EE Web Context Root」に設定されています。

プロジェクトのコンテキスト・ルートは、デフォルトでは、かなり長い名前になります。このため、すぐあとで見るように、プロジェクトの コンテキスト・ルートはプロジェクトのプロパティでリセットされています。別のオプションを選択し、このダイアログでコンテキスト・ルートを指定すること によって、コンテキスト・ルートをリセットすることもできます。

StoreFrontServiceプロジェクトでおこなったようにファイル・グループを確認してから、「 Cancel」 をクリックしてEdit WAR Deployment Profile Propertiesダイアログを閉じます。

 

4.

Project Propertiesダイアログに戻り、左側のツリーで「 Java EE Application」 ノードを選択します。ここで、プロジェクトのJava EE Webコンテキスト・ルートをデフォルトから変更しています。デプロイメント・プロファイルを作成するとき、ここでおこなっているように、デフォルト名を 短縮することをお勧めします。

Cancel」をクリックして、Project Propertiesダイアログを閉じます。

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StoreFrontアプ リケーションのデプロイメント・プロファイルの確認

.jarファイルと .warファイルを作成すると、アプリケーションはデプロイ可能パッケージとして構成されます。デプロイ メントの構成処理では、アプリケーションに必要なすべての .jar.warを含むデプロイメント・プロファイルを作成し、必要に応じて、そのほかのサーバー構成ファイルを 作成します。

テスト目的に使用する場合やユーザー数が少ない場合には、 jazn-data.xmlファ イルを追加する方法もあります。また、認証および承認用に事前構成済みの jazn-data.xmlファ イルをデプロイするのは理にかなっています。ただし、本番システムでは、Oracle Enterprise Managerを介して構成可能なOIDまたはサードパーティ製のLDAPサーバーの方がよりよい選択肢です。

アプリケーションにWebLogic固有のデプロイメント・プロファイルが必要となる場合は、モデル・プロジェ クト(EJBの場合)またはWebアプリケーション・プロジェクトに追加する必要があります。 .earファ イルを移植可能にするため、すべてのWebLogic固有の構成をEMコンソールでデプロイ後におこなうことをお勧めします。

アプリケーション用に作成されたデプロイメント・プロファイルを確認するには、以下の手順を実行します。

1.

アプリケーション・ナビゲータの右端にある下矢印をクリックして、アプリケーション・メニューを開き、「 Application Properties」を選択します。

 

2.

Application Propertiesダイアログの左側のツリーで、「 Deployment」 ノードを選択します。

Deploymentパネルの下部の「 Auto Generate and Synchronize weblogic-jdbc.xml Descriptors During Deployment」チェック・ボックスが選択されて いることを確認してください(これがデフォルトです)。

このオプションを選択することによって、デプロイされたアプリケーションがアプリケーション・レベルのデータソースを使用して正しく実 行されます。このオプションを選択すると、デプロイ時に、次の処理が実行されます。

  • アプリケーション・リソース内の接続ごとに <connection>-jdbc.xmlファ イル(例: FOD-jdbc.xml)を作成し、次のように間接パスワード属性を trueに設定します。
         <jdbc-driver-params>
              <use-password-indirection>true</use-password-indirection>
         </jdbc-driver-params>

    デプロイが完了次第、Oracle JDeveloperは、 <connection>-jdbc.xmlファ イルからJDBC接続パスワードを取得し、Mbeanを使用してJDBC接続パスワードを設定します。
  • <connection>-jdbc.xmlを モジュールとして追加するように、 weblogic-application.xmlを更新し ます。以下に例をあげます。
    <module>
        <name> FOD</name>
        <type>
    JDBC </type>
        <path>
    META-INF/FOD-jdbc.xml </path>
    </module>
  • web.xml(存在する場合)で、各JDBC JNDI名にリソース参照を追加します。以下に例をあげます。
    <resource-ref>
        <description>
    FOD Connection </description>
        <res-ref-name>
    jdbc/FODDS </res-ref-name>
        <res-type>
    javax.sql.DataSource </res-type>
        <res-auth>
    Container </res-auth>
    </resource-ref>

このオプションを選択しないと、アプリケーションの実行時に web.xmlへ の更新だけが実行されます。次は、アプリケーション内のJDBCファイルを手動で設定するか、サーバー上のグローバルなデータソースを使用できます。

EARファイルをデプロイし、そのファイルをOracle WebLogic Serverにデプロイする場合は、サーバー上にデータソースのパスワードを設定する必要があります。設定の方法は、このオプションを選択しているかどう かによって異なります。

 

3.

Security Deployment Options」がすべて選択されていることを確認し ます(これがデフォルトの設定です)。これは、Oracle JDeveloperによって次の処理が実行されることを意味します。

  • jazn-data.xmlファイルのアプリケーション・セキュリ ティ・ポリシーをデプロイして、Oracle WebLogic Server上のドメイン・レベルのポリシー・ストアを上書きします。
  • アプリケーションの cwallet.ssoファイルをデプロイして、 システムの資格証明を上書きします。
  • jazn-data.xmlファイルのIDストア部分を、 Oracle WebLogic Server上のドメイン・レベルのIDストアに移行します。

 

4.

Deploymentパネルの上部に、次の3つのデプロイメント・プロファイルが定義されていることを確認します。

  • metadata1(MAR File):このMAR(Metadata Archive)プロファイルは、シード済みカスタマイズやOracle Metadata Services (MDS)リポジトリ内の基本メタデータをパッケージ化するときに使用します。
  • StoreFrontModule(EAR File):このJava EE EAR(Enterprise Archive)プロファイルを使用するとアプリケーション・アセンブリを集中管理できます。これにより、構成済みのJava EEデプロイメント・プロファイルのうちどれを含めるかを選択できます。同じアプリケーション内の各プロジェクトの構成済みWAR、EJB JAR、および(または)クライアントJARプロファイルを自由に組み合わせることができます。
  • StoreFrontService_SDOServices(EAR File):このEARプロファイルは、StoreFront Serviceプロジェクトのデプロイメント・プロファイルの一部として作成されます(上記の「 StoreFrontService プロジェクトのデプロイメント・プロファイルの確認」の手順7を参照)。

これらのデプロイメント・プロファイルは、プロジェクト・レベルのデプロイメント・プロファイルと同じ要領で確認できます。その際、ア プリケーション・レベルのEARデプロイメント・プロファイルには、StoreFrontUIプロジェクトのファイルだけが含まれていることを確認できま す。StoreFrontServiceプロジェクトは選択されていません。これは、StoreFrontServiceプロジェクトのEJB EARファイルが別にデプロイされるためです。

プロファイルの確認が終了したら、すべてのダイアログを終了します。

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モジュール・プロパティの 設定

StoreFrontModuleアプリケーションは、簡単なWebアプリケーションまたは広範なSOA環境の 一部としてデプロイできます。StoreFrontModuleアプリケーションのサービス部分には、アプリケーションの1つのページで、Submit OrderボタンによってBPELプロセスを起動するイベントが発生したかどうかを判定するプロパティが定義されます。SOA環境内で StoreFrontModuleアプリケーションを使用する場合は、このプロパティのデフォルト値を変更する必要があります。

アプリケーションのSOAを有効にするには、以下の手順を実行します。

1.

アプリケーション・ナビゲータで、「 StoreFrontService」→「 Application Sources」→「 oracle.fodemo.storefront」→「 store」 →「 service」を開きます。「 StoreServiceAM」を右クリック して「 Configurations」を選択します。

 

2.

Manage Configurationsダイアログの名前リストで、「 StoreServiceAMLocalWeb」 を選択して「 Edit」をクリックします。

 

3.

Edit Business Components Configurationダイアログで、「 Properties」 タブを開き、「 fod.application.issoaenabled」プロパティを選択します。

アプリケーションの開発者は、このプロパティを構成に追加することで、自分のアプリケーションがSOA環境にデプロイされているかどう かを判定することができます。

 

4.

fod.application.issoaenabledプロパティの値を trueに変更して、「 OK」をクリックします。

 

5.

OK」をクリックして、Manage Configurationsダイアログを閉じます。

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アプリ ケーションのデプロイと管理

 StoreFrontModuleアプリケーションの Oracle WebLogic Serverへのデプロイ
 SOA複合アプリケーションのOracle WebLogic Serverへのデプロイ
 サービス・デプロイメントのテスト
 アプリケーションの管理

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StoreFrontModule アプリケーションのOracle WebLogic Serverへのデプロイ

前項で説明したとおり、StoreFrontModuleアプリケーションには複数のデプロイメント・プロファ イルがあります。この項では、そのうちの2つを使用して、サービスをデプロイしてから、アプリケーション自身をデプロイします。

Oracle JDeveloperでは、デプロイメント・プロファイルとターゲットのアプリケーション・サーバーを右クリックして選択するワンクリック操作で、アプリ ケーションをアプリケーション・サーバーにデプロイできます。あるいは、Oracle JDeveloperを使用してEARファイルを作成し、そのEARファイルをFusion Middleware Control for Oracle WebLogic Serverなどのアプリケーション・サーバーのメカニズムを使用してデプロイすることもできます。ただし、このチュートリアルではOracle JDeveloperからデプロイする方法を使用します。

管理対象サーバーのクラスタを構成している場合、Oracle JDeveloperでは、Oracle WebLogic Serverクラスタに対してのみアプリケーションをデプロイできます。クラスタ内の個々の管理対象サーバーに対してデプロイする必要はありません。 Oracle WebLogic Server Administration ConsoleやそのほかのOracle WebLogicツールを使用して、クラスタ内の個々の管理対象サーバーをターゲットにデプロイすることもできますが、そうすると、クラスタに悪影響を及 ぼす可能性があります。Oracle WebLogic Serverクラスタへのデプロイの詳細については、 『Oracle Fusion Middleware Administrator's Guide』を参照してください(「 参考資料」を参照)。

アプリケーションをデプロイするには、以下の手順を実行します。

1.

最初に、StoreFrontアプリケーションが注文予約複合アプリケーションに注文を送信するときに使用するサービスをデプロイしま す。

アプリケーション・ナビゲータの右端にある下矢印をクリックしてアプリケーション・メニューを開き、「 Deploy」 →「 StoreFrontService_SDOServices」→「 to 」 →「 <MySOAServer>」(メニューには<MySOAServer>で はなく、アプリケーション・サーバーの接続名が表示される)を選択します。

 

2.

Select Deployment Targetsダイアログで、管理対象サーバー(管理サーバーではない)を選 択し、「 OK」をクリックします。

 

3.

アプリケーションのビルドには若干の時間がかかります。ログ・ウィンドウをまだ開いてない場合は開いて(「 View」 →「 Log」を選択)、進行状況を確認してください。

Deployment Configurationダイアログで、「 Deploy」をクリックして デフォルト値を受け入れ、デプロイを開始します。

 

4.

ログに、デプロイが成功しことが表示されます。

 

5.

次に、StoreFrontModuleをデプロイします。 アプリケーション・メニューで、「 Deploy」 →「 StoreFrontModule」→「 to <MySOAServer>」 (メニューには<MySOAServer>ではなく、アプリケーション・サーバーの接続名が表示される)を選択します。

デプロイ時に表示されるダイアログでは、サービスのデプロイ時と同じ選択をおこないます。

 

6.

ログをチェックして、デプロイが正常に終了したことを確認します。

注:デプロイ処理中、Oracle JDeveloperは、デプロイメント・プロファイルに指定されたとおりに、 .jarファイ ルと .warファイルを作成し、 .earを 構成します。ファイルの構成を終えると、 .earファイルをデプロイして、アプリケーション・ サーバー上のディレクトリに解凍します。解凍先のディレクトリは、ターゲット環境によって異なります。

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SOA複合アプリケーション のOracle WebLogic Serverへのデプロイ

WebLogicFusionOrderDemoアプリケーションは、StorefrontModuleアプリ ケーションの複合サービスを提供する複数のプロジェクトで構成されます。 コンポジットをデプロイすると、SOAインフラストラクチャの複合アプリケーションが抽出およびアクティブ化されます。

SOA複合アプリケーションをOracle WebLogic Serverにデプロイするには、まず、Oracle JDeveloper内で .jarファ イルと .earファイルを作成してから、Fusion Middleware ControlでDeploy SOA Compositeウィザードを実行します。ただし、このチュートリアルでは、前に作成したAntスクリプトを使用してSOA複合をデプロイする方法を使 用します。

JavaベースのAntツールは、Java EEアプリケーションを、プログラムを使ってビルドおよびデプロイする方法を提供します。Oracle JDeveloperは、Antタスクの作成と実行をサポートしています。プロジェクトのAntビルド・ファイルを追加または作成し、Oracle JDeveloperのXMLソース・エディタで編集できます。 Antの詳細については、 http://ant.apache.orgを 参照してください。

この項では、ユーザー・インタフェースからAntを呼び出し、Antビルド・ファイルに定義されているターゲッ トを実行します。このデプロイメントをおこなうには、前にも述べたとおり、次の作業を実行しておく必要があります。

スクリプトを実行する前に、ビルド・ファイルが使用するプロパティを設定してから、Antターゲットを実行して アプリケーションをデプロイします。そのために以下の手順を実行してください。

1.

アプリケーション・ナビゲータで、StoreFrontModuleアプリケーション名の横にある 下矢印を クリックして、Applicationsドロップダウン・リストを表示します。

WebLogicFusionOrderDemo を選択して、そのアプリケーションに移動しま す(ドロップダウン・リストに表示されない場合は、「 Oracle JDeveloperの起動とFODアプリケーションの開始」の手順4の説明に従ってアプリケーションを開きます)。

 

2.

Antビルド・アーチファクトは、 binプロジェクト内にあります。

bin」→「 Application Sources」を開 きます。「 build.properties」を右クリックして、コンテキスト・メニューから「 Open」 を選択するか、単純にファイルをダブルクリックして開きます。
(注:このファイルには、Resourcesノードの下にリンクが用意されているため、そこから開くこともできます。)

 

3.

build.propertiesのエディタで、次の環境プロパティを変更 します。

パラメータ値
oracle.home Oracle JDeveloper 11gが インストールされているルート・ディレクトリ(例: C:\\Oracle\\Middleware\\jdeveloper\\ )。
soa.only.deployment

このプロパティは falseに設定します。ここでは、 StoreFrontModuleアプリケーションを使用して発注するため、ADFによるサービスを使用するからです。

admin.server.host アプリケーションをホストするOracle SOA Suiteの管理サーバーのDNS名またはIPアドレス(例: soahost)。
admin.server.port 管理サーバーのポート番号(デフォルトは 7001)。
managed.server アプリケーションをホストするOracle SOA Suiteの管理対象サーバーのDNS名またはIPアドレス(例: soahost)。
managed.server.port アプリケーションをホストするOracle SOA Suiteの管理対象サーバーのポート(デフォルトは 8001)。
server.user Oracle WebLogic Server管理者(例: weblogic)。
server.password Oracle WebLogic Server管理者のパスワード(例: welcome1)。
server.targets 管理対象サーバーの名前(例: soa_server1)。
soa.server.oracle.home JDeveloperマシン上でアダプタのデプロイメン ト計画を格納する場所(例: C:\\AS11gR1SOA)。
foreign.mds.type

MDSリポジトリの場所。

Oracle JDeveloperからデプロイする場合、この値はデフォルト値である jdevのままにしておきます。その場合、jdbc-userid、jdbc-password、 jdbc.urlの各パラメータの値を指定する必要はありません。このパラメータ値を jdevに 設定すると、これらのパラメータの値は無視されます。

(Oracle JDeveloperを使用せずにサーバー上からデプロイする場合は、foreign.mds.typeに dbを 設定し、jdbc-userid、jdbc-password、jdbc.urlの各パラメータにMDSリポジトリの場所を指定する値を設定します。)

 

4.

File」→「 Save All」を選択してファイルを保存 します。


5.

buildfileプロパティを設定したので、いくつかのAntスクリプト(ターゲット)を実行します。各スクリプトを実行するには、 (Application SourcesノードまたはResourcesノードの)「 build.xml」を右ク リックして、「 Run Ant Target」を選択し、実行するターゲットを選択します。

以下のターゲットを順番に実行します(各スクリプトは直前のスクリプトが正常終了したあとに実行されます。スクリプトが正常終了する と、Apache Antログに BUILD SUCCESSFULというメッセージが出力され ます)。

  1. setupWorkspaceForJdeveloperUse(ア プリケーションの作業領域をセットアップ)
  2. seedFodJmsResourcesFulfillmentメディエータのJMSリソースを設定)
  3. seedDemoUsers(複数のユーザーを作成。 2,000ドルを超える注文の承認権限をもつユーザー jsteinを含む)
  4. compile-build-all(すべてのSOA複 合をコンパイルおよびビルド)
  5. compile-deploy-all(すべてのSOA 複合をコンパイル、ビルドし、Oracle SOA Suiteの管理対象サーバーにデプロイ)

:

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サービス・デプロイメントの テスト

サービスと、そのサービスを呼び出すBPELプロセスを別々にテストすると役に立つことがあります。とりわけ、 問題が発生したとき、発生場所を特定するときに有益です。

このアプリケーションでは、顧客が2,000ドルを超える発注をおこなうと、その注文を承認するBPELプロセ スを起動します。このBPELプロセスは複数のサービスを呼び出しますが、その1つに注文情報を取得するサービスがあります。この手順では、このサービス をBPELプロセスとは別にテストして、サービスが正しくデプロイされ機能していることを確認します。

1.

ブラウザ・ウィンドウを開き、次のURLを入力して、サービス・インタフェースのテスト・ハーネスを開きます。

http://<host>:<port>/StoreFrontServiceHooks/StoreFrontService

ここで、<host> は、Oracle WebLogic Serverのインストール先サーバーのDNS名またはIPアドレス、<port>は管理対象サーバーのポート番号(通常 は、 8001)です。

 

2.

StoreFrontServiceのエンドポイント・ページに、サービスで利用可能な操作のリストが表示されます。適切なパラメータ を入力してこれらの操作をテストできます。注文情報を取得するもっとも簡単なサービスをテストするには、Operationドロップダウン・リストから「 getOrderInfoVOSDO」 を選択します。

 

3.

getOrderInfoVOSDO操作はパラメータを1つだけ受け取ります。既存の任意の注文のID(例: 1047)を入力し、「 Invoke」をクリックします。

 

4.

サービスがデプロイされ正しく機能していれば、テスト結果ページに、指定した注文に関する情報がXML形式で返されます。

ブラウザ・ウィンドウは、次の項に備えて、開いたままにしておきます。

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アプリケーションの移行

1.

ブラウザ・ウィンドウを開き、次のURLを入力して、Fusion Middleware Controlを開きます。

http://<host>:<port>/em

ここで、<host> は、Oracle WebLogic Serverのインストール先サーバーのDNS名またはIPアドレス、<port>は管理サーバーのポート番号(通常は、 7001)です。

WebLogic資格情報を使用してログインし、「 Login」をクリックします。

 

2.

ファームのホームページで、アプリケーションのデプロイメントとSOA複合のデプロイメントを確認します。自分でおこなったデプロイメ ントと、そのサーバーにデプロイされているほかのアプリケーションおよびコンポジットを確認してください。各デプロイメントの横には、実行中であることを 示す緑の上矢印が表示されています。

StorefrontModule」リンクをクリックします。

 

3.

StorefrontModuleアプリケーションのホームページには、デプロイ済みアプリケーションに関する情報が表示されます。こ の情報を確認したら、「 Application Deployment」をクリックしてメニューを起動します。

 

4.

Application Deploymentメニューでは、メニュー選択をおこなうことでアプリケーションを制御できます。たとえば、アプリケーションの開始、停止、アンデプロ イ、再デプロイ、ログ表示をおこなうには、「 Logs」→「 View Log Messages」 を選択します。


5.

Log Messagesページで、異なる問合せ条件を入力し、「 Search」をクリックして、 関連するログ・メッセージを表示します。


6.

Application Deploymentメニューで、「 WebLogic Server Administration Console」を選択します。(管理コンソールにアクセスするには、アプリケーションのホームページ のリンクをクリックするか、管理コンソールのURLであるhttp://<host>:<port>/console を直接入力します)。

コンソールに初めてアクセスすると、コンソール・アプリケーションがデプロイされていることを示すメッセージが表示されます。

 

7.

管理コンソールが表示されたら、前と同様に、WebLogic資格情報を入力して、「 Log In」 をクリックします。

 

8.

WebLogic管理コンソールに、StoreFrontModuleアプリケーションの構成設定が表示されます。さまざまなタブを選 択して設定を確認できます。たとえば、 Configurationタブでは、セッション・タイムアウトを設定できま す。これらの設定により、アプリケーションを細かく管理できます。

管理コンソールの探索を終えたら、次の項に備えて、ブラウザ・ウィンドウは開いたままにしておきます。

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アプリケーションの実行

ここまででアプリケーションのデプロイが終了したため、ブラウザを使用してアプリケーション・サーバー上でアプ リケーションを実行し、サービスが正しく機能しているかどうかテストできます。

発注プロセスはStoreFrontユーザー・インタフェースで顧客が商品を購入および注文すると始まります。顧客が注文を送信すると、 Application Development Framework Business Componentがデータベースに注文を書き出します。2,000ドルを超える注文には担当者の承認が必要です。注文額が2,000ドルを超えている と、発注した時点でビジネス・イベントが発生し、アプリケーション・モジュールのプロパティ issoaenabledが trueに設定されます(「 モジュール・プロパティの設定」を参照)。このイベントをサブスクライブしている OrderPendingEventメディエータが、OrderProcessor BPELプロセスを開始して注文を処理します。以下に、OrderBookingCompositeアプリケーションの一部を示します。

この機能をテストするには、以下の手順を実行します。

 発注
 注文の監視と承認

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発注

1.

ブラウザ・ウィンドウを開き、次のURLを入力します。このURLには、前に指定したコンテキスト・ルート StoreFrontModuleが含まれています。

http://<host>:<port>/StoreFrontModule/faces/home

<host>はホスト名、<port>は StoreFrontModuleアプリケーションのデプロイ先管理対象サーバーのポート番号(通常は、 8001) です。

上記のURLで、 StoreFrontModuleはアプリケーションのコンテキスト・ルート、 facesは Faces Servletへのマッピング、 homehome.jspxペー ジに対応するタスク・フロー・ビュー・アクティビティのビューIDです。

 

2.

最初に、2,000ドル未満の注文をします。「 Ipod Nano 1 Gb」を選択して「 Add」 をクリックし、さらに「 Ipod Nano 4Gb」を選択して「 Add」をク リックします。ショッピング・カートには注文小計が399.90ドルと表示されます。

 

3.

メニュー・バーの中央にある「 Checkout」リンクをクリックします。

 

4.

ログイン・ダイアログが表示されます。デモ用に、さまざまなアプリケーション・ロールの有効なユーザーが表示されます。ユーザー名 ngreenbeとパスワード welcome1を 入力して、「 Log In」をクリックします。

 

5.

Shipping Detailsページで次の値をメモします。

  1. Order Informationセクションの注文ID
  2. Shipping InformationセクションのShipping Address
  3. Payment OptionsセクションのPayment Option Code

 

6.

ページ右のOrder Summaryセクションで、注文合計額をメモし、「 Submit Order」 をクリックします。

 

7.

Invoice Detailsページで、(メニュー・バーの)「 Exit and Continue Shopping」をクリックします。

ホームページに戻ります。

 

8.

ショッピング・カートの注文小計が2,000ドルを超えるまで、商品を追加して注文します。

 

9.

Checkout」をクリックします。

 

10.

Shipping Detailsページで、次の作業をおこないます。

  • 注文IDをメモします。
  • Shipping Informationセクションで任意のオプションを変更し、値をメモします。
  • Payment OptionsセクションのPayment Option Codeをメモします。

 

11.

注文合計(2,000ドルを超えた額)をメモし、「 Submit Order」をクリックします。

 

12.

Invoice Detailsページで「 Logout」をクリックします。

ログアウトしたことを示すメッセージが表示されます。

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注文の監視と承認

Fusion Middleware Controlを使用して、StoreFrontモジュールからOrderBookingCompositeコンポジットに送信された注文を監視します。 また、BPM Worklistアプリケーションを使用して担当者の承認を必要とするプロセス(2,000ドルを超える注文)を完了します。

1.

ブラウザ・ウィンドウを開き、次のURLを入力して、Fusion Middleware Controlを開きます。

http://<host>:<port>/em

ここで、<host> は、Oracle WebLogic Serverのインストール先サーバーのDNS名またはIPアドレス、<port>は管理サーバーのポート番号(通常は、 7001)です。

WebLogic資格情報を使用してログインし、「 Login」をクリックします。


2.

FarmホームページのDeploymentsセクションで、「 SOA」、「 soa-infra」 の順に開き、「 OrderBookingComposite」リンクをクリックします。

 

3.

OrderBookingCompositeページに、この複合アプリケーションが起動されたインスタンスと、そのインスタンスの状 態、およびエラーが発生している場合はエラー・メッセージが表示されます。最後の2つのトランザクションは、ユーザー ngreenbeによる注文になっているはずです。

second most recent link」をクリックします。

:インスタンスが1つも表示されない場合は、「 モジュール・プ ロパティの設定」で説明したとおり、StoreFrontModuleアプリケーションをデプロイする前に issoaenabledプロパティを設定したかどうか確認してください。

 

4.

別のウィンドウが開き、選択したOrderBookingCompositeのインスタンスのフロー・トレースが表示されます。エラー が発生している場合はエラーが表示され、コンポジットのコンポーネントも表示されます。プロセスのすべての手順が正常に終了していることを確認します。

BPEL コンポーネントの「 OrderProcessor」リンクをクリックします。

 

5.

OrderProcessorインスタンス・ページに、注文プロセスを構成するすべての統合プロセスの一覧と説明が表示されます。「 Flow」 タブをクリックします。

 

6.

Flowタブに、プロセスの図による説明がBPELダイアグラム形式で表示されます。個々のアクティビティをクリックすると詳細な情報 が表示されます。

OrderProcessor BPELプロセスの確認が終了したら、別に開いたブラウザ・ウィンドウを閉じます。

 

7.

OrderBookingCompositeページに戻り、 Dashboardタブで、最近のイン スタンスをクリックします(ユーザー ngreenbeが発注した2,000ドルを超える注文に なっているはずです)。

 

8.

フロー・トレース・ページで、OrderPendingEventを構成するタスクがほぼすべて完了しているが、 ApprovalHumanTaskだけが実行中になっていることを確認します。これは、プロセスを継続するには誰かが注文を承認する必要があることを示 しています。

ApprovalHumanTask」をクリックします。

 

9.

ApprovalHumanTaskのInstance Detailに、Nancy Greenbergによって作成された注文がユーザー jsteinに割り当てられており、承認 待ちであることが表示されます。

ワークフローIDをメモしてから、「 Go To Worklist Application」リン クをクリックします。

注:worklistアプリケーションは、ブラウザにURL http://<host>:<port>/integration/worklistapp/faces/home.jspx(管 理対象サーバーのホストとポート番号を指定)を入力して起動することもできます。

 

10.

ngreenbeとしてログインしていることがworklistに表示されている場合は、「 Logout」 リンクをクリックします。

ユーザー jsteinとパスワード welcome1を入力し、ログインします。

 

11.

worklistの受信ボックスに、 jsteinに割り当てられているすべ てのアクションが表示されます。「Number」列にワークフローIDが表示されます。

前にメモしたIDをもつワークフロー・アイテムの行をクリックします。

 

12.

Actions」メニューで「 Approve」を選択しま す。

 

13.

OK」をクリックし、要求が成功したことを示すメッセージを確認します。タスク・リストからタス クが削除されます。

別に開いたブラウザ・ウィンドウを閉じます。

 

14.

Fusion Middleware Controlに戻り、OrderBookingCompositeの同じインスタンスのリンクを選択します。フロー・トレース・ページのTraceセク ションに、完了したすべてのステップが表示されます。

フロー・トレースの確認が終了したら、ブラウザ・ウィンドウを閉じます。

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まとめ

このチュートリアルでは、Oracle JDeveloper 11gを使用して、Oracle WebLogic Server 11gにSOA Webアプリケーションをデプロイしました。Oracle WebLogic Serverを起動し、サーバーに対するOracle JDeveloperの接続を作成しました。アプリケーションのデプロイメント・プロファイルを調べて、アプリケーションをOracle WebLogic Serverにデプロイしました。Fusion Middleware Controlを使用して、アプリケーションの管理情報の詳細を確認しました。最後に、ブラウザ上のアプリケーション・サーバーからアプリケーションを実 行してテストしました。

このチュートリアルで学習した内容は、次のとおりです。

作業環境の準備

Oracle JDeveloperに統合されたOracle WebLogic Server内でのアプリケーションのテスト

 アプリケーション・サーバーに対する接続の作成

デプロイのためのアプリケーションの準備

アプリケーションのデプロイとアプリケーション・サーバーの管理

アプリケーションの実行

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参考資料

このチュートリアルで説明したトピックの詳細については、以下の資料を参照してください。

 『Oracle® Fusion Middleware Administrator's Guide 11g Release 1 (11.1.1)』
 『Oracle® Fusion Middleware Installation Guide for Oracle SOA Suite 11g Release 1 (11.1.1)』

『Oracle® Fusion Middleware Administrator's Guide for Oracle SOA Suite 11g Release 1 (11.1.1)』

『Oracle® Fusion Middleware Security Guide Release 1 (11.1.1)』

『Oracle® Fusion Middleware Tutorial for Running and Building an Application with Oracle SOA Suite 11g Release 1 (11.1.1)』

 『Oracle® Fusion Middleware Developer's Guide for Oracle SOA Suite 11g Release 1 (11.1.1) 』

『Oracle® Fusion Middleware Fusion Developer's Guide for Oracle Application Development Framework 11g Release 1 (11.1.1)』

 『Oracle Fusion Middleware Documentation Library』

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