このチュートリアルでは、Oracle Application Development Framework(Oracle ADF)のData Visualization Tool(DVT)コンポーネントを使用して、棒グラフ、ゲージ、ガント・チャート、地理マップなどのグラフ表示を作成します。また、ピボット・テーブル の使用方法についても確認します。
所要時間
45分
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概要 |
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シナリオ |
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前提条件 |
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マスター/ディテール注文ページの作成 |
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ゲージの追加 |
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地理マップの追加 |
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ピボット・テーブルの作成 |
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ガント・チャートの作成 |
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まとめ |
注:各手順に関連したスクリーンショットのみを表示する場合は、それぞれの手順にあるアイコンの 上にカーソルを置いてください。スクリーンショットをクリックすると、非表示になります。
このチュートリアルを始める前に、次のことを確認してください。
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必要なコンポーネントのダウンロード とJDeveloper 11gの起動 | |
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データベース・スキーマのインストー ル | |
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スタートアップ・アプリケーションの アップロード | |
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データベース接続の作成 |
以下の手順で、JDeveloper 11gとこのチュートリアルで必要なそのほかのファイ ルをダウンロードします。
1. |
Oracle JDeveloper 11g製品版にアクセスできるか、または インストール済みであること。この製品は、 Oracle Technology Networkからダウンロードできます。
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2. |
OTNからFODスキーマのzipファイルをダウンロードするか、またはこの リ ンクを右クリックして、コンテキスト・メニューから「 対象をファイルに保存」を選択し、 FOD_11.zip ファイルを任意のローカル・ディレクトリにダ ウンロードします。
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3. |
任意のローカル・ディレクトリ(tempディレクトリなど)で、 FOD_11.zip ファ イルを解凍します。
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4. |
「 スタート」→「 すべてのプログラム」 →「 Oracle Fusion Middleware」→「 JDeveloper Studio 11.1.1.0.0」を選択して、Oracle JDeveloperを起動します。 Migrate User Settingsダイアログ・ボックスが開いたら、「 NO」 をクリックします。 ユーザー・ロールを設定するよう尋ねられたら、「 Default」 を選択します。 Tip of the Dayウィンドウを 閉じます。
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5. |
JDeveloper IDEが表示されます。 |
ここでは、JDeveloperアプリケーションを使用して、データベースにスキーマをインストールし、FOD スキーマと対応するデータを移入します。
1. |
「 Open Application」リンクをクリックするか、ツール・メニューから「 File」 →「 Open」を選択します。 FOD_11.zip ファイルを解凍 した作業領域 infrastructure.jws( d:\temp\Infrastructure) を見つけます。 「 Open」をクリックします。 プロジェクトを移行するよう指 示された場合は、移行ウィザードの手順に従って次に進みます。
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2. |
アプリケーション・ナビゲータで、「 MasterBuildScript」→「 Resources」 ノードを展開し、「 build.properties」をダブルクリックしてエディタで開きます。
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3. |
build.propertiesファイルに適切な値を設定します(jdeveloper.homeと、すべてのjdbc.*と db.*の設定)。関連する設定は、次のとおりです。
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4. |
MasterBuildScriptプロジェクトで、「 build.xml」ファイルを選択しま す。
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5. |
Structureウィンドウで、「 refreshSchema」ターゲットを右クリックして、「 Run Target "refreshSchema"」を選択します。 プロンプトが表示されたら、データベース・システム・ユーザーのパスワードを入力します。 「 Continue」をクリックします。
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6. |
ログ・ウィンドウに重要なエラーが表示されていないことを確認します。次のように表示されます。
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7. |
Infrastructureのアプリケーション名の横にある下矢印「
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8. |
Confirm Close Applicationダイアログで、「 Close application and remove it from IDE」を選択します。 「 OK」をクリックします。 |
コンポーネントを作成する前に、まずはスタートアップ・アプリ ケーションを開始する必要があります。以下の手順を実行します。
1. |
Gantt.zipファイルをダウンロードします。この リンクを右クリックしてコンテキスト・メニューから「 対象をファイルに保存」 を選択し、 Gantt.zip ファイルを任意のローカ ル・ディレクトリにダウンロードします。
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2. |
選択したローカル・ディレクトリ(temp)で、 Gantt.zip ファ イルを解凍します。
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3. |
アプリケーション・ナビゲータで「 Open Application」 リンクをクリックします。 作業領域 c:\temp\BrowseEditApp\BrowseEditApp.jwsに 移動します。 「 Open」をクリックします。 プ ロジェクトを移行するか尋ねられた場合は、「 Yes」をクリックします。
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4. |
アプリケーションがOracle JDeveloperにロードされます。 |
FODスキーマにデータベース接続を作成します。以下の手順を実 行します。
1. |
メニュー・バーから、「 View」→「 Database Navigator」 を選択します。
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2. |
Database Navigatorで「 BrowseEditApp」を右クリックして、コンテ キスト・メニューから「 New Connection」を選択します。
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3. |
接続の名前を入力し、接続タイプを選択して、ユーザー名とパスワードを入力します。この例では、接続名に FOD、 ユーザー名に fod、パスワードに fusionを使用します。
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4. |
「 Test Connection」をクリックして、接続可能であることを確認します。 接続に成功したら、「 OK」をクリックします。
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5. |
アプリケーション・ナビゲータで、「 Application Resources」パネルをクリッ クして開きます。
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6. |
アプリケーション・ナビゲータで、Application Resourcesパネルの「 Connections and Database」ノードを展開し、作成したFOD接続を表示します。FODノードを開いて、データベース・オブジェクトを表 示できます。 |
1. |
アプリケーション・ナビゲータを開き、「 Model」プロジェクト・ノードを展開します。既存のエ ンティティ、ビュー、リンク・オブジェクト、FODモジュールを確認します。 モデル・プロジェクトには、アプリケーションに必要なすべてのコンポーネントが含まれています。
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2. |
アプリケーション・ナビゲータで「 Model」プロジェクト・ノードを右クリックし、コンテキス ト・メニューから「 Project Properties」を選択します。
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3. |
Projedt Propertiesダイアログで「 Business Components」 ノードを選択し、Connectionフィールドで使用可能リストから「 FOD」接続を選択します。次に、「 Update」 ボタンをクリックします。
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4. |
Connectionダイアログで、「 Test Connection」ボタンをクリックし、操作 が成功したことを確認します。 「 OK」をクリックしてダイアログを閉じ、もう一度「 OK」を クリックします。
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5. |
Business Componentテスターのモジュールをテストするため、アプリケーション・ナビゲータで「 FODModule」 を右クリックして、「 Run」を選択します。 ブラウザ・ウィンドウが開くまで待ちます。
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6. |
Oracle Business Component Browserで、「 OrdersItemsOrdersFkLink1」 をダブルクリックします。
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7. |
ナビゲーション・ボタンを使用して、注文を参照します。
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8. |
Oracle Business Component Browserウィンドウを 閉じます。
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9. |
Modelプロジェクトを閉じます。「 ViewController」プロジェクト・ノードを展開 します。Fusion Web Application作成時にデフォルトで作成される既存のコンポーネントを確認します。 |
1. |
アプリケーション・ナビゲータで「 ViewController」ノードを右クリックし、コンテキ スト・メニューから「 New」を選択します。
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2. |
New Galleryで、「 Current Project Technologies」タブを クリックします。次に、「 Web Tier」→「 JSF」カテゴリを選択し、「 JSF Page」項目を選択します。 「 OK」をクリックします。
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3. |
File Nameフィールドに OrdersAndStocksを設定します。 「 OK」をクリックします。
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4. |
設計エディタで新しいページが開きます。
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5. |
コンポーネント・パレットの「 ADF Faces」→「 Layout」 ライブラリで、「 Panel Tabbed」コンポーネントをドラッグし、ページにドロップします。 プロパティ・インスペクタで、 Styleノードの Boxタブで Widthを 100 Percent、Heightを 600 Pixelに設定します。
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6. |
「 showDetailItem」を選択し、プロパティ・インスペクタの Commonノー ドを使用して、テキスト・フィールドに MDOrdersと入力します。
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7. |
アプリケーション・ナビゲータで、「 Data Controls」アコーディオン・パネルを展開 し、次に「 FODModuleDataControl」ノードを展開します。
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8. |
「 OrdersView1」ノードをビジュアル・エディタにドラッグして、ページにドロップしま す。Createコンテキスト・メニューから「 Forms」→「 ADF Read-only Form」を選択します。
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9. |
Edit Form Fieldsダイアログで、「
Include Navigation Controls」 チェック・ボックスを選択し、次を除くすべてのフィールドを選択します。
OrderId、OrderDate、 OrderStatusCode、OrderTotal、および
CustomerId。次に
Deleteア イコン「
「 OK」をクリックします。
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10. |
Data Controlsパネルで、「 OrdersView1」ノードを展開します。「 OrderItemsView2」 ノードをフォームの下部にドラッグします。
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11. |
Createコンテキスト・メニューから「 Tables」→「 ADF Read-only Table」を選択します。
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12. |
Edit Table Columnsダイアログで、「
Row Selection」と「
Sorting」 を選択します。次を除くすべての列を選択します。
LineItemId、Quantity、UnitPrice、およ び
ProductName。
Deleteアイコン「
「 OK」をクリックします。
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13. |
新しい表を選択した状態で、プロパティ・インスペクタの Styleノードで「 Box」 タブを選択し、Widthを 100 Percentに設定します。次に、 Heightを 100 Pixelと設定します。 「 Common」タブを選択し、Idに OrdItemと入力し ます。
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14. |
ページは次のように表示されます。
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15. |
JDeveloperメニュー・バーの
Save Allアイコン「
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16. |
ページ内で右クリックし、コンテキスト・メニューから「
Run」を選択するか、
Runボ タン「
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17. |
ブラウザにページがロードされます。
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18. |
ナビゲーション・ボタンを試します。
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19. |
ディテール列の ソート機能を試します。
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20. |
ブラウザ・ウィンドウを 閉じます。 これで作業用ページが作成されました。次に、棒グラフ、ゲージ、ガント・チャート、地理情報などの グラフ・コンポーネントを追加して、ピボット・テーブルを作成します。 |
この項では、倉庫情報に基づいて基本的な棒グラフをOrdersAndStocksページに追加します。次に、 より洗練されたレンダリングを使用して、棒グラフを拡張します。
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基本的な棒グラフの作成 | |
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基本的な棒グラフの改善 |
1. |
JDeveloperに戻り、「 Model」→「 Application Sources」→「 oracle.fod.model」を展開します。続いて「 WarehouseStockLevelsView」 ビューをダブルクリックして、エディタで開きます。
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2. |
エディタの「 Query」タブをクリックして、SQL文を表示 します。製品のあるUSの倉庫IDに基づいて、倉庫ID、倉庫名、製品ID、手持ち在庫数量の列がビューに返されるのを確認します。 SELECT Warehouses.Warehouse_id,
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3. |
エディタ・ウィンドウで、「 OrdersAndStocks」タブをクリックして、ページを表示し ます。
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4. |
Data Controlsパネルで、「 OrdersView1」→「 OrderItemsView2」 ノードを展開します。「 WarehouseStockLevelsView1」ノードを選択し、 OrderItemsディ テール表の下のStructureペインにドロップします。 Createコンテキスト・メニューから、「 Graphs」を 選択します。
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5. |
Component Galleryダイアログで、カテゴリとして「 Bar」を選択します。次に、 グラフの種類として「 Bar」を選択します。それぞれのカテゴリに対し、Quick Start Layoutにさまざまなレイアウトが提供されていることを確認します。最初のレイアウトを選択します。 「 OK」をクリックします。
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6. |
必要に応じて、Create Bar Graphダイアログで「
Include Child Accessors」 の選択を解除します。次に、以下の値を指定します。
Attribute Labelsセクションで、以下の設定をします。
「 Swap Bars with X Axis」ボタンをクリックし、次に「 Preview」 タブをクリックします。 データベースに接続後、棒グラフのプレビューが表示されます。 「 OK」をクリックします。
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7. |
dvt:barGraphコンポーネントのプロパティ・インスペクタの Appearanceグルー プで、次のプロパティを設定します。
次に、「 Image」ノードを展開し、 次のプロパティを設定し ます。
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8. |
BehaviorノードのPartialTriggers項目の横で「 Edit」 オプションを選択します。 次に、Edit Propertyダイアログから「 table* - OrdItem」を移動しま す。 これにより、グラフがOrder Item行の選択に同期するようになります。 「 panelFormLayout」ノード→「 facet」 ノード→「 panelGroupLayout」ノードのように展開し、グラフがナビゲーション操作に同期するようにし ます。 「 OK」をクリックします。
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9. |
Partial Triggersプロパティは、次のように表示されます。
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10. |
作業内容を 保存してから、ページ内で右クリックし、コンテキスト・メニューから「 Run」 を選択します。
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11. |
ブラウザにページがロードされます。それぞれの棒グラフに対して、倉庫名と都市が右側の凡例に示されます。個々の棒グラフは、異なる色 と関連づけられます。各棒グラフの上にカーソルを置くと、ツールチップ・ラベル(倉庫名、都市、数量)が表示されます。
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12. |
ディテール表で別の行を選択し、同期プロセスをテストします。
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13. |
「 Next」ボタンをクリックして、順序を変えた場合の棒グラフの同期をテストします。 ブラウザ・ウィンドウを閉じます。 |
この項では、棒グラフを拡張し、いくつかのアニメーション機能を 追加します。
1. |
JDeveloperに戻り、「 dvt:barGraph」コンポーネントを選択します。次に、 Appearance セクションで、SeriesEffectに SE_GRADIENT、 SeriesRolloverBehaviorに RB_HIGHLIGHTを設定します。
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2. |
Appearanceの Animationセクションで、 AnimationOnDataChangeを ON、AnimationOnDisplayを Autoに 設定します。 注意:
animateOnDisplay がonに設定されている場合、ページでグラフが最初に表示された際に、アニメーション・エフェクトが適用されます。
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3. |
Structureペインで dvt:barGraphを展開し、 Legend Areaで、Renderedプロパティを Default (TRUE) に、 AutomaticPlacementを AP_NEVERに設定します。
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4. |
作業を
保存し、
Runボタン「
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5. |
ブラウザ・ウィンドウにページが表示されます。最後の値の位置に到達するまで、棒グラフのアニメーションに注意します。
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6. |
棒グラフの上にマウスを置くと、ほかの棒グラフが目立たなくなります。
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7. |
ほかの 棒グラフを選択して、ハイライト・プロセスを変更します。それに応じて、右側の凡例もハイラ イトされます。
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8. |
「 Next」ボタンをクリックして順序を変更します。アニメーション(伸びていく棒グラフの上に三 角マークが表示されている)は続き、 最後の棒グラフに到達すると終わります。1つの棒グラフの上にマウスを移動します。
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9. |
凡例の部分で倉庫名を選択して、ほかの棒グラフをハイライトしてみることもできます。
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10. | ブラウザ・ウィンドウを 閉じます。 |
同じビューで、各倉庫の在庫レベルを反映するゲージ・グラフを追加できます。
1. |
JDeveloperに戻り、エディタ・ウィンドウの OrdersAndStocks.jspxペー ジで、「 MDOrders」タブを右クリックして、コンテキスト・メニューから「 Insert after Show Detail Item」→「 Show Detail Item」を選択し ます。
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2. |
プロパティ・インスペクタで Commonノードを使用して、Textを StockLevelsに 設定します。
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3. |
「 StockLevels」タブをクリックし、「 Data Controls」 アコーディオンを開き、「 FODModuleDataControl」→「 OrdersView1」 →「 OrderItemsView2」→「 WarehouseStockLevelsView1」 の順に選択します。 StockLevelsペインにドロップします。
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4. |
「 Tables」→「 ADF Read-only Table」 を選択します。
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5. |
Edit Table Columnsダイアログで、「
Row Selection」と「
Sorting」 チェック・ボックスを選択します。次の属性を削除「
「 OK」をクリックします。
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6. |
プロパティ・インスペクタの表コンポーネントで、Styleノードの Boxタブを使用して、 Widthを 100 Percent、Heightを 600 pixelsに設定します。
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7. |
Behaviorノードを使用して、Partial Triggersプロパティを ::OrdItemに 設定します。
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8. |
コンポーネント・パレットで、「 ADF Data Visualization」→「 Gauge」 コンポーネントを選択して、 Quantity列にドロップします。 Create Gaugeダイアログで、「 Status Meter」カテゴリを選択し、「 Horizontal Status Meter with Thresholds」を選択します。 「 OK」をクリックします。
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9. |
Structureペインで、「 outputText #{row.Quantity}」を右ク リックして、 削除します。
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10. |
Structureペインで「 dvt:gauge」コンポーネントを選択し、プロパティ・インスペ クタで次のプロパティを設定します。 Commonノードで、Gauge Typeを STATUSMETERに 設定します。Valueフィールドの横のリストから「 Expression Builder」を選択します。 Expression Builderダイアログで、「 JSP Objects」→「 Row」 を展開し、「 QuantityOnHand」をダブルクリックして、Expressionペインに移動させます。 「 OK」をクリックします。
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11. |
「 Gauge Data」タブを選択し、MinValueに 0、 MaxValueに 1000を入力します。この例では便宜上、倉庫の単一製品の在庫レベルが常に1,000未満である と仮定します。
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12. |
「 Style」ノードを選択し、Widthに 100 Percent、 Heightに 80 Pixelと入力します。
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13. |
Structureペインで、Gaugeコンポーネントの上の「 af:column」を選択し、プ ロパティ・インスペクタの Appearanceノードで、Widthを 200に設 定します。
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14. |
次に、ゲージのためのしきい値を使用して、最大と最小の在庫レベル指標を指定できるようにします。 Structureペインで、「 gauge」→「 ThresholdSet」 コンポーネントを展開します。
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15. |
3つのしきい値がThreshold Setに存在することを確認します。
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16. |
Structureペインで、 1番目の「 Threshold」 コンポーネントを選択します。プロパティ・インスペクタで、idフィールドに t00、 ThresholdMaxValueに 30を設定します。これは、設定したい最小在庫レベルの警告値です。次に、 Textに miniを入力します。
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17. |
Structureペインで、 2番目の「 Threshold」 コンポーネントを選択します。プロパティ・インスペクタで、idフィールドに t01、 ThresholdMaxValueに 700を設定します。これは、設定したい最適な在庫レベルです。次に、Text に maxiを入力します。
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18. |
Structureペインで、 3番目の「 Threshold」 コンポーネントを選択します。プロパティ・インスペクタのThresholdMaxValueは、空欄のままにします。AdvancedノードのId フィールドを t02に設定します。
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19. |
Structureペインで「 tickLabel」コンポーネントを右クリックして、コンテキス ト・メニューから「 Insert inside dvt:tickLabel」→「 Number Format」を選択します。
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20. |
プロパティ・インスペクタのNumber Formatタグで、 Scaleタブを使用して、 ScaleFactorプロパティを「 SCALEFACTOR_NONE」に設定します。
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21. |
Structureペインで、「 Metric Label」コンポーネントを選択します。 Commonノー ドを使用して、Metric LabelのPositionプロパティを LP_INSIDE_GAUGE_RIGHTに 設定します。
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22. |
Structureペインで「 metricLabel」コンポーネントを右クリックして、コンテキ スト・メニューから「 Insert inside dvt:metricLabel」→「 Number Format」を選択します。
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23. |
プロパティ・インスペクタのNumber Formatタグで、 Scaleタブを使用して、 ScaleFactorプロパティを「 SCALEFACTOR_NONE」に設定します。
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24. |
ページは次のように表示されます。
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25. |
Runボタン「
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26. |
「 StockLevels」タブをクリックして、対応するゲージ付きの在庫レベルを表示します。 在庫レベル・ゲージは、最小警告レベルと最大警告レベルに関して、倉庫内の製品の状況を示します。ゲージ上にマウスを移動すると対応す る数量が表示されます。
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27. |
別の注文を使用して、 MDOrdersタブから StockLevelsタ ブへの切替えができます。
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28. |
ブラウザ・ウィンドウを 閉じます。 |
先ほどUSにある倉庫に使用したのと同じビューで、Oracleの空間機能を使用して、関連する倉庫の地理的な 位置を示すマップを既存のページの新しいタブに追加します。
1. |
JDeveloperに戻り、OrdersAndStocksページの「 StockLevels」 タブを右クリックして、「 Insert after Show Detail Item」→「 Show Detail Item」を選択します。
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2. |
プロパティ・インスペクタで、 Commonノードを使用して、Textを Locationに 変更します。 Styleノードの Boxタブを使用して、Widthを 100 Percentに、Heightを 600 Pixelに設定します。
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3. |
「 Location」タブをクリックします。次に、Data Controlsパネルで、「 OrdersView1」 →「 OrderItemsView2」ノードを展開します。「 WarehouseStockLevelsView1」 ノードを選択し、Locationタブのページ上にドロップします。
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4. |
Createコンテキスト・メニューから、「 Geographic Map」→「 ADF Map and Point Theme」を選択します。
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5. |
Create Geographic Mapダイアログで、
Newボタン「
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6. |
必要な場合は、Idに mapConfig1と入力し、次にMapViewer URLフィールドのリストから「 tapViewer」を選択し、「 Edit」ボタ ンをクリックします。 ダイアログで、以下のURL情報を入力します。
「 OK」をクリックします。
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7. |
値 geoを使用して、Geocoder URLフィールドに前の手順を繰り返し、「 Edit」 をクリックします。 次のURL情報を入力します。URL:
http://elocation.oracle.com/geocoder/gcserver
「 OK」をクリックしますMap Configurationダイアログに戻り、「 OK」をクリックします。
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8. |
世界地図が表示されます。 Starting Xに -100、Starting Yに 40を 入力して、北米に焦点を合わせます。次に、ズーム・カーソルを上に移動し、 2倍に設定して、「 Refresh」 をクリックします。 「 OK」をクリックします。
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9. |
Create Point Map Theme Bindingダイアログが表示されます。Addressに「 US (street, city, state, zip)」を選択して、次のフィールドを選択します。
Point Dataの下で、以下を指定します。
「 OK」をクリックしてマップを挿入します。
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10. |
Structureウィンドウで、「 dvt:map」コンポーネントを選択します。プロパティ・イ ンスペクタの Behaviorノードで、 PartialTriggersプロパ ティを ::OrdItem(表のID)に設定します。
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11. |
Appearanceノードで、MapZoomを 3に設定しま す。
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12. |
マップにツールバーを追加して、ズームやエリア選択などの機能を使用できるようにするには、コンポーネント・パレットから「 Toolbar」 コンポーネントを選択して、 dvt:mapコンポーネントの下にドラッグ・アンド・ドロップします。
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13. |
Create Map Toolbarダイアログで、MapId(マップ・コンポーネント名)として mapを 選択します。 「 OK」をクリックします。
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14. |
ページは次のように表示されます。
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15. |
JDeveloperメニュー・バーの
Save Allアイコン「
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16. |
Runボタン「
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17. |
「 Location」タブをクリックして、この製品の倉庫の地理的な位置を示すマップを表示しま す。 ウィンドウを移動して、地図のほかの地域を選択します。
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18. |
右下のウィンドウを縮小します。 ツールバー・ボタンを使用してみます。ここでは、
Zoom inボタン「
ズームを実行するため、マップ内をクリックします。
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19. |
ツールバーのマウス・ポインタ・アイコンをクリックします。次に、任意の 赤色の点をクリックして、 場 所名と 数量を表示するウィンドウをポップアップ表示します。 ポップアップ・ウィンドウを閉じます。
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20. |
そのほかの機能を使用してみます。たとえば、
Areaボタン「
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21. |
選択したエリアの表面積が計算されて表示されます。
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22. |
ツールバーで「 View」をクリックし、「 Information Panel」 を選択します。
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23. |
マップ上にマウスを移動し、地理座標(経度/緯度)を取得します。
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24. |
ツールバーで、
distanceアイコン「
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25. |
地図上で最初のスポットをダブルクリックし、次に地図のほかのスポットをダブルクリックして2つの場所の間の距離を調べます。
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26. |
ブラウザ・ウィンドウを 閉じます。 |
先ほど作成したビューを使用して、ページ・フロー・ダイアグラムに新しいページを追加し、新しいページにピボッ ト・テーブルを作成します。
1. |
JDeveloperに戻り、「 Model」→「 Application Sources」→「 oracle.fod.model」を展開し、「 SalesPivotTable」 ビューをダブルクリックして、エディタで開きます。
|
2. |
エディタの「 Query」タブをクリックして、SQL文を表示します。このビューでは、製品カテゴ リ、製品名、米国の州によって販売が表示されます。 SELECT category_translations.CATEGORY_NAME as "Category", products_base.product_name as "Product", addresses.state_province as "State", sum(order_items.QUANTITY * order_items.UNIT_PRICE) as "Sales"
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3. |
「 OrdersAndStocks」タブをクリックしてページを開き、「 Location」 タブを右クリックして、「 Insert after Show Detail Item」→「 Show Detail Item」 を選択します。
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4. |
プロパティ・インスペクタの Commonノードで、Textを PivotTableに 変更します。 Styleノードの Boxタブで、Widthを 100 Percent、 Heightを 600 Pixelに 設定します。
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5. |
「 Pivot Table」タブをクリックします。次に、Data Controlsパネルで、「 SalesPivotTable1」 データ・コントロールをページにドラッグします。
|
6. |
Createコンテキスト・メニューから「 Tables」→「 ADF Pivot Table」を選択します。
|
7. |
Create Pivot Table Bindingダイアログが表示されます。「 Category」 と「 Product」を行エッジに、「 State」を列エッジに、「 Sales」 を右側のデータ領域にそれぞれドラッグします。 「 Data Aggregation」タブをクリックします。
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8. |
Data Aggregationで、
Addボタン「
|
9. |
「 Preview」タブをクリックして、設計をプレビューします。 「 OK」をクリックして、ページにピボット・テーブルを挿入します。
|
10. |
Structureウィンドウで、「 dvt:pivotTable」コンポーネントを選択します。 プロパティ・インスペクタの Styleノードの Boxタブで、Widthを 800 Pixel、Heightを 100 Percentに設定します。
|
11. |
JDeveloperメニュー・バーの
Save Allアイコン「
|
12. |
Runボタン「
|
13. |
ブラウザで OrdersAndStocksページが開きます。「 PivotTable」 タブをクリックします。
|
14. |
Sales Tableのデフォルト・ビューが表示されます。列合計を確認します。
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15. |
ピボット機能をテストします。たとえば、「 Product」列を選択して、 State行 のすぐ下に移動します。
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16. |
新しい表に各州の製品売上が表示されます。新しい合計を確認します。
|
17. |
「 Product」行を選択して、元の位置に戻します。そのほかの列や行も移動できます。たとえ ば、「 product category」列を選択して、 State行の上に移動 し、州の各製品売上を表示します。 また、レイヤーを交換することもできます。たとえば、レイヤーを別のレイヤーにドロップして、CategoryとStateを交換でき ます。
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18. |
ブラウザ・ウィンドウを 閉じます。
|
1. |
JDeveloperに戻り、「 Model」→「 Application Sources」→「 oracle.fod.model」の順にノードを展開して、「 OrderShippingSummary」 ビュー・オブジェクトを選択します。
|
||||||||||
2. |
エディタの「 Query」タブをクリックして、SQL文を表示します。この問合せでは、すべての注 文の各ユーザーに対し、もっとも古い発注日と最新の出荷日を取得します。問合せは次のように表示されます。 SELECT persons.PERSON_ID, persons.FIRST_NAME as "First Name", persons.LAST_NAME as "Last Name", min(orders.ORDER_DATE) as "Order Date",
|
||||||||||
3. |
「 Model」→「 Application Sources」 →「 oracle.fod.model」の順にノードを展開して、「 OrderShippingDetails」 ビュー・オブジェクトを選択します。
|
||||||||||
4. |
エディタの「 Query」タブをクリックして、SQL文を表示します。この問合せでは、各ユーザー のすべての注文とOrderShippingSummaryの詳細情報を取得します。問合せは次のように表示されます。 SELECT persons.PERSON_ID, orders.ORDER_ID, orders.ORDER_DATE as "Order Date", orders.ORDER_SHIPPED_DATE as "Shipped Date", persons.FIRST_NAME as "First Name", persons.LAST_NAME as "Last Name", concat('Normal', '') as "Task Type"
|
||||||||||
5. |
「 FODModule」をダブルクリックして、OrderShippingSummaryと OrderShippingDetails間の既存の関係を表示します。
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6. |
OrdersAndStocksページに戻り、「 PivotTable」 タブを右クリックして、「 Insert after Show Detail Item」→「 Show Detail Item」を選択します。
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||||||||||
7. |
プロパティ・インスペクタの Commonノードで、Textを OrdersPlanningに 変更します。 Styleノードの Boxタブで、Widthを 100 Percentに、Heightを 600 Pixelに設定します。
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||||||||||
8. |
「 OrdersPlanning」タブをクリックします。次に、Data Controlsパネルで、「 OrderShippingSummary2」を選択し、ページにドロップします。
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9. |
動的メニューから、「 Gantts」→「 Project」を選 択します。
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10. |
Create Project Ganttダイアログで、「
PersonId」属性を選択して、 Deleteボタン「
これらの値は、個々の注文すべてについて、各ユーザーに、もっとも古い発注日から最新の出荷日までのタスク期間のサマリーが作成される ことを示します。
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11. |
次に、各注文に特定の期間を表示するサブタスクを作成します。ダイアログの「 Subtasks」タ ブをクリックし、ドロップダウン・リストから次の値を選択します。
「 OK」をクリックします。
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12. |
プロパティ・インスペクタの Commonタブで、Start TimeとEnd Timeをそれぞれ現在の日付(またはFODスキーマをインストールした日付)の2カ月前と1カ月後に変更します。 ここに示されている日付は、実際に使用しているデータベースの日付とは一致しない可能性が高いことに注意してください。 Styleノードの Boxタブで、Widthを 100 Percentに、Heightを 100 Percentに設定します。 ページは次のように表示されます。
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13. |
Runボタン「
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14. |
ブラウザにページがロードされます。 「 OrdersPlanning」タブをクリックします。
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15. |
ガント・チャートに、各ユーザー/顧客ごとの全注文の合計期間が表示されます。
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16. |
いずれかのユーザーの「 +」アイコンをクリックして、発注明細を展開し、各注文の状態を表示しま す。
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17. |
左ペインを 拡大して、さらに列を表示します。
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18. |
ガント・チャートのツールバーがデフォルトで作成されたことを確認します。
Zoom outアイコ ン「
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19. |
メニューの「 View」→「 Time Scale」をクリック します。 時間スケールの単位を選択できます。
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20. |
ブラウザ・ウィンドウを 閉じます。
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21. | これでこのチュートリアルは完了です。 |
このチュートリアルでは、タブ付きのJSFページの作成方法と、 Oracle ADF DVTグラフ機能の使用方法について説明しました。
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マスター/ディテール・ページの作成 |
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棒グラフの追加 |
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ゲージ・チャートの追加 |
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地理情報の追加 |
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ピボット・テーブルの作成 |
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ガント・チャートの作成 |