Oracle Database Exadata Express Cloud ServiceでのSQL*Plusの使用

SQL*Plus 12.2との接続

SQL*Plus 12.2はOracle Database Exadata Express Cloud Serviceに接続できます。ネットワーク・セキュリティは、データベース・サービスからダウンロード可能なOracle Walletを使用して適用されます。

1.SQL*Plus 12.2のダウンロードとインストール

  • 以下の中から該当するアーキテクチャの'sqlplus'および 'basic'パッケージをダウンロードすることによってSQL*Plus 12.2 Instant Clientを入手します。

    Exadata Express Cloud Serviceとの使用に適したOracle Instant Client 12.1パッケージは以下のリンクを使用してください。

    その他のプラットフォームについては、Oracle Instant Clientページのリンクを使用してダウンロードしてください。必要なアップデートについては、Support Note 2183770.1を確認してください。

    'basic'の代わりに、よりサイズの小さい'basiclite'パッ ケージを使用することもできます。'basiclite'パッケージは、エラー・メッセージが英語のみで、Unicode、ASCII、Western Europeanキャラクタ・セットをサポートします。

  • 'sqlplus'および'basic'(または'basiclite') パッケージを同じディレクトリ(たとえばC:\instantclient_12_2/home/myuser/instantclient_12_2) に解凍します。

  • Windowsの場合は、環境変数ペインの"システム環境変数"セクションのPath変 数にC:\instantclient_12_2を追加します。Windows 8では、「」→「」→ 「」→「」 の順に選択して同じ設定を行うことができます。複数のバージョンのOracleライブラリがインストールされている場合は、新しいディレクトリがパスの先 頭にあることを確認します。

  • Windowsの場合、Microsoftが提供するVisual Studio Redistributableをインストールします。Instant Client 12.2の場合、VS 2013 Redistributableをインストールします。Instant Client 12.1の場合、VS 2010 Redistributableをインストールします。Instant Clientのアーキテクチャに合わせて、64ビットまたは32ビットのRedistributableを使用します。

  • Windows以外のプラットフォームでは、次のシンボリック・リンクを作成 します。

        cd /home/myuser/instantclient_12_2
        ln -s libclntsh.so.12.1 libclntsh.so

    また、ライブラリと実行可能ファイルのパスを設定します。

        export LD_LIBRARY_PATH=/home/myuser/instantclient_12_2:$LD_LIBRARY_PATH
        export PATH=/home/myuser/instantclient_12_2:$PATH

    影響を受ける他のOracleソフトウェアが存在しない場合は、 LD_LIBRARY_PATHを設定する代わりに、ldconfig構成ファイルを作成できます。

        sudo sh -c "echo /home/myuser/instantclient_12_2 > /etc/ld.so.conf.d/oic.conf"
        sudo ldconfig
        

    Linuxの'sqlplus'および'basic'のRPMを使用すること もできます。これらについては、libclntsh.soシンボリック・リンクを作成する必要はありません。

2.Oracle Network Connectivityの有効化およびクライアント・ウォレットのダウンロード

  • WebブラウザでExadata Expressサービス・コンソールを表示します。

  • Client Accessが有効になっていない場合は、コンソールの「」をクリックします。

  • コンソールの「」をクリックしてclient_credentials.zipをダウ ンロードします。このファイルには、クライアントがクラウド・データベースにアクセスするためのセキュリティ資格証明とネットワーク構成ファイルが含まれ ています。このzipファイルを安全な場所に保存します。

  • Instant Clientディレクトリにサブディレクトリnetworknetwork/adminを 作成し、そのサブディレクトリにクライアントの資格証明を解凍します。したがってファイルは、C:\instantclient_12_2\network\admin/home/myuser/instantclient_12_2/network/admin、 または/usr/lib/oracle/12.2/client64/lib/network/adminディレクトリなどに 格納されます。

    ファイルをセキュリティで保護し、Exadata Expressサービスへの接続を許可されたユーザーのみがアクセスできるようにします。デフォルトでは、ファイルの所有者だけにアクセス権を付与するこ とをお勧めします。

  • あるいは、解凍したウォレット・ファイルをセキュアなディレクトリに格納し、TNS_ADMIN環 境変数をそのディレクトリ名に設定します。

3.SQL*Plusの実行

  • Known Issues for Oracle Database Exadata Express Cloud Serviceを確認します。

  • SQL*Plusを実行し、解凍されたtnsnames.oraファ イルで使用されているOracleネットワーク・サービス名を使用して接続します。たとえば、ユーザー'CJ'がデータベースへのアクセス権を付与されて いる場合は、端末で次のように入力してSQL*Plusを実行します。 sqlplus cj@dbaccess

    ユーザーを作成する必要がある場合は、「デー タベース・スキーマの作成」を参照してください。

Exadata Expressに関するリソース

開発者向けリソース