Hello Worldの作成

ここでは、アプリケーション・ファイルを編成するプロジェクトおよびJavaクラスの作成を素早く実行できます。さらに、Oracle JDeveloperのIDEを操作して、アプリケーションを編集、コンパイル、実行します。作業を開始すると、ニーズに合わせてプロジェクト・プロパ ティをカスタマイズし、IDEウィンドウを再配置できます。また、ヘルプ・センターを利用して関連情報を検索できます。

新規アプリケーションとプロジェクトの作成:Create Applicationダイアログを使用して、Javaアプリケーションの新規アプリケーションとプロジェクトを作成します。

Javaクラスの作成:Create Java Classダイアログを使用し、クラス・ファイルを作成して詳細を指定します。

ソース・ファイルの編集:Javaソース・エディタを使用して、ソース・ファイルを編集します。このエディタでは、Javaコード・インサイトやインポート文支援などの機能が提供されます。

プロジェクト・プロパティの設定:Project Propertiesダイアログを使用して、アプリケーションのプロジェクト設定を変更します。

プロファイル:プロファイラを使用して、アプリケーション・コードにプログラミングの非効率性、パフォーマンスの問題、およびメモリ・リークがあるかどうかを調べます。

 

新規アプリケーションとプロジェクトの作成

 

 

tell me more icon新規アプリケーションとプロジェクトの作成

アプリケーション制御ファイルは、組織構造の最上位レベルです。このファイルには、アプリケーションの作成中に、ユーザーが作業しているオブジェク トの情報が格納されます。また、Javaプログラムの開発中に、プロジェクトと環境設定が記録されます。  [ 詳細はこちら]





  1. Create Applicationウィザードを開きます(「File」→「New」→「General」→「Applications」→「Application」)。
  2. アプリケーション名にMyJavaApplicationと入力して、例に従います。
  3. Application Templateリストから「Generic Application」を選択し、「Next」をクリックします。
  4. ProjectページのNameで、プロジェクト名はデフォルトのままにして、「Finish」をクリックします。

     

    tell me more iconアプリケーション・ナビゲータ

    アプリケーション・ナビゲータでは、さまざまなアプリケーションを構成するファイルが、アプリケーション制御ファイルとプロジェクトに分けて表示さ れます。また、アプリケーション・ナビゲータを使用すると、アプリケーションを構成するコンポーネントおよびコンポーネントのレベルをカスタマイズできま す。  [ 詳細はこちら]




     

    tell me more iconIDE内

    アプリケーションとプロジェクト・ファイルを作成すると、アプリケーション・ナビゲータは次のように表示されます。 [詳細はこちら]


 

Javaクラスの作成

 

 

tell me more iconJavaクラスの作成

プロジェクト・ファイルの最初のセットを構築したあと、新しいクラスを作成してプロジェクトに追加できます。 [詳細はこちら]





  1. アプリケーション・ナビゲータで、作成したプロジェクトを選択し、Create Java Classダイアログを開きます(「File」→「New」→「General」→「Java Class」)。
  2. クラスのデフォルトの名前とパッケージを受け入れます。
  3. Extendsフィールドで、デフォルトのスーパークラスを受け入れます。
  4. Optional Attributesで「Main Method」を選択して、クラスを実行できるようにします。そのほかはデフォルト値のままにして、「OK」をクリックします。

     

    tell me more iconStructureウィンドウ

    Structure ウィンドウには、構造の表示に関係しているウィンドウ(アプリケーション・ナビゲータ、エディタとビューア、プロパティ・インスペクタ)の中のアクティ ブ・ウィンドウで現在選択しているドキュメント内のデータ構造が表示されます。Javaファイルについては、コードの構造、UI構造、またはUIモデル・ データを表示できます。  [ 詳細はこちら]


  5. Structureウィンドウで「main」メソッドをダブルクリックして、ソース・エディタ内でハイライトされるようにします。

     

    tell me more iconIDE内

    Javaクラスを作成する場合、すべてのノードが展開されるとアプリケーション・ナビゲータが次のように表示されます。 [詳細はこちら]


 

ソース・エディタによるJavaクラスの編集

 

 

tell me more iconソース・エディタによるJavaクラスの編集

Create Fieldダイアログを使用すると、指定された種類の新規フィールドを作成して、そのフィールドの修飾子を設定できます。また、プロパティが変更されたと きにイベント通知を生成することもできます。  [ 詳細はこちら]





  1. Structureウィンドウで「Class1」を右クリックし、「New Field」を選択します。
  2. Create Fieldダイアログで、フィールド名としてgreetingを入力します。 タイプとしてStringが選択され、スコープとしてprivateが選択されていることを確認します。
  3. Generate JavaBean Property Support」、「Readable」、「Writable」を選択します。「OK」をクリックします。
  4. ステップ1~3を繰り返し、2番目の新規フィールドnameを作成します。
  5. Structureウィンドウで「Class1」を右クリックし、「Generate Constructor from Fields」を選択します。
  6. 両方のフィールドを選択し、「OK」をクリックします。
  7. ソース・エディタで、main()メソッドにコードを追加します。 たとえば、BufferedReaderオブジェクトを作成し、System.outを使用して名前とgreetingを取得します。その後でオブジェクトを出力します。
    code sample icon サンプル・コードを使用してください

     

    tell me more icon Javaソース・エディタ機能の使用

    Javaソース・エディタで使用できる機能は、以下のとおりです。  [ 詳細はこちら]


  8. ソース・エディタのデフォルト設定のいずれかを(オプションで)変更するには、PreferencesダイアログのCode Editor:Javaページを開き(「Tools」→「Preferences」→「Code Editor」→「Java」)、オプションをカスタマイズします。
  9. save allSave Allをクリックして作業内容を保存します。

     

    tell me more iconIDE内

    コード・サンプルとインポート文を追加すると、ソース・エディタのコードは次のように表示されます。 [詳細はこちら]


 

プロジェクト・プロパティの指定

 

 

tell me more iconプロジェクト・プロパティの指定

Project Propertiesダイアログを使用すると、ソース・パス、出力パス、クラス・パス、ほかのプロジェクトとの依存関係、デフォルトの実行ターゲットなど のプロパティを設定できます。  [ 詳細はこちら]





  1. アプリケーション・ナビゲータでプロジェクトを選択し、Project PropertiesダイアログのRun/Debug/Profileページを開きます(「Tools」→「Project Properties」→「Run/Debug/Profile」)。
  2. デフォルトの実行構成を編集するには、「Default」プロファイルを選択し、「Edit」をクリックします。

     

    tell me more icon実行構成の編集

    Oracle JDeveloperでは、Project PropertiesダイアログのRun/Debug/ProfileページにあるDefaultプロファイルを選択して編集することで、アプリケーションの実行方法を制御できます。制御できるのは、デフォルトの実行ターゲット、JVM、コンソールI/O設定、プロキシ情報などです。 [詳細はこちら]


  3. Edit Run ConfigurationダイアログのLaunch Settingsページで、プロジェクトを参照して「Class1.java」を選択し、デフォルトの実行ターゲットとして指定します。
  4. 引数をクラスに渡すには、引数(Helloなど)をProgram Argumentsフィールドに入力します。
  5. 左側で「Tool Settings」ノードを選択します。
  6. クラスへの入力を有効にするには、「Allow Program Input」を選択して「OK」をクリックします。
  7. OK」をクリックして、Project Propertiesダイアログを閉じます。

     

    tell me more iconIDE内

    ダイアログを閉じるとIDE内でプロジェクト・プロパティを表示することはできなくなりますが、プロジェクト・ノードを選択してからアプリケーション・ナビゲータのツールバーにある「Project PropertiesアイコンProject Propertiesアイコンをクリックすることで、プロジェクト・プロパティを簡単に再表示できます。  [ 詳細はこちら]


 

プロジェクトの実行

 

 

tell me more iconプロジェクトの実行

実行構成ツールのデフォルト設定では、プロジェクトは実行前にコンパイルされるように指定されているので、プロジェクトを手動でコンパイルする必要はありません。この設定を変更しない限り、ソース・ファイルは常に実行前に保存およびコンパイルされます。 [詳細はこちら]





  1. アプリケーション・ナビゲータでプロジェクトを右クリックし、「Run」を選択します。

     

    tell me more iconコンパイル

    コー ドは実行前にコンパイルされますが、いつでも手動でコンパイルできます。アプリケーションの複数のノード(たとえば、アプリケーション全体、プロジェクト 全体、または特定のJavaファイル)を一度にコンパイルできます。 コンパイラを起動するには、アプリケーション・ナビゲータでノードを右クリックし、「Make」または「Rebuild」を選択します。 [詳細はこちら]


  2. LogウィンドウのRunningページで、Inputフィールドに"Hello"と入力して[Enter]キーを押します。
  3. 次に、Inputフィールドに"World"と入力して[Enter]キーを押します。

     

    tell me more iconIDE内

    Oracle JDeveloperでクラス・ファイルを実行すると、Logウィンドウが開き、実行しているプロセスの詳細が表示されます。 [詳細はこちら]


 

 

Javaアプリケーションのデバッグ

 

 

tell me more iconJavaアプリケーションのデバッグ

Tools→Preferences→Debugger」を選択すると、列サイズ変更モードを含むデバッガ・ウィンドウのさまざまな設定をカスタマイズでき、デバッガの起動オプションを設定することもできます。 [詳細はこちら]





  1. ソース・エディタで、BufferedReader reader = new BufferedReader行の左余白をクリックしてブレーク・ポイント・アイコンブレーク・ポイント・アイコンを表示し、実行可能文にブレーク・ポイントを設定します。
  2. アプリケーション・ナビゲータでプロジェクトを右クリックし、「Debug」を選択してデバッガを起動します。

     

    tell me more iconデバッガのアイコン

    これらのアイコンはツールバーから利用でき、デバッグ作業に役立ちます。[ 詳細はこちら]


  3. クラスが最初のブレーク・ポイントで停止した場合は、「step into iconStep Intoをクリックしてメソッド・コールをトレースするか、「step over iconStep Overをクリックしてステップ・オーバーを実行します。
  4. Terminateアイコン「terminate icon」をクリックして、デバッグ・セッションを終了します。

     

    tell me more iconIDE内

    デバッガを起動すると、Logウィンドウが開いて、デバッギング・トレースが表示されます。  [ 詳細はこちら]


 

アプリケーション・コードのプロファイリング

 

 

tell me more iconアプリケーション・コードのプロファイリング

プロファイラを使用して、アプリケーション・コードにプログラミングの非効率性、パフォーマンスの問題、およびメモリ・リークがあるかどうかを調べます。 「Tools→Preferences→Profiler」を選択すると、どのクラスとパッケージを含めるかまたは除外するかを指定できます。Oracle JDeveloperでは、CPUプロファイリング機能とメモリ・プロファイリング機能の両方を提供します。 [詳細はこちら]





  1. アプリケーション・ナビゲータでプロジェクトを選択し、Project PropertiesダイアログのRun/Debug/Profileページをもう一度開きます(「Tools 」→「Project Properties」→「Run/Debug/Profile」)。
  2. Default」プロファイルを選択して「Edit」をクリックし、次に「Tool Settings」→「Profiler」ノードを選択します。
  3. Begin Use Case on Application Startup」オプションを選択します。「OK」をクリックします。
  4. OK」をクリックして、Project Propertiesダイアログを閉じます。
  5. メイン・メニューから「Run→CPU Profile Project1.jpr」を選択してCPUプロファイラの実行を開始します。
  6. プロファイラ・ウィンドウのツールバーにあるアイコンを使用して、プロファイリング・セッションを制御します。

     

    tell me more iconプロファイラ・ウィンドウのツールバー

    これらの項目は、プロファイラ・ウィンドウのツールバーから利用できます。 [詳細はこちら]


  7. メイン・メニューから「Run→Memory Profile Project1.jpr」を選択してCPUプロファイラの実行を開始します。
  8. ダイアログが表示されたら「Show Updates」をクリックします。
  9. Terminateアイコン「terminate icon」をクリックして、プロファイリング・セッションを終了します。

     

    tell me more iconIDE内

    CPUプロファイラでは、Hotspotsウィンドウと呼出し履歴ウィンドウの2つにデータが表示されます。 [詳細はこちら]


 



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