Zend Serverは、高レベルの信頼性、パフォーマンス、セキュリティを必要とするPHPアプリケーションを実行、管理するための、Oracleに対応した、企業向けの完全なWebアプリケーション・サーバーです。 (『Zend and Oracle』データシートを参照してください。)
Zend Serverを使用するPHPアプリケーションは、Oracleデータベースに接続することで極めて高いスケーラビリティ、可用性、セキュリティを実現で きます。 Zend Serverでは、PHP(OCI8 1.4)用の最新Oracle Databaseドライバを、オラクルが提供するInstant Clientライブラリに結合させることで、Windows、Oracle Enterprise Linux、またはその他のオペレーティング・システムのいずれであっても、PHP Oracleユーザーは比類のない使用感を体験できます。
最近のオラクルの貢献により、Zend Serverで使用されるオープンソースPHP(OCI8 1.4)の拡張機能に、スケーラビリティと可用性を高めるための新機能が追加されています。 OCI8は、Oracle 11gの データベース常駐接続プーリング(DRCP)による何万もの同時接続を容易に処理します。 また、OCI8 1.4で透過的に強化された、Oracle Real Application Clusters(Oracle RAC)およびOracle Data Guardテクノロジーの統合により、スケーラビリティと高可用性がもたらすメリットをより多く得られます。
Zend Serverに関する記事に、その機能について重点的に掲載しています。
Zend Serverをご使用のマシンにインストールするには、以下の4つの方法のいずれかを使用します。
Oracle VM VirtualBoxを使用する。Zend ServerおよびOracle Database XEと、迅速な検証が可能な開発者用ビルトインVMは、Zendからダウンロードできます。
オラクルのUnbreakable Linux Networkを使用する。 Unbreakable Linux Network(ULN)のサブスクライバで、"Enterprise Linux 5のアドオン(i386)"チャネル、または"Enterprise Linux 5のアドオン(x86_64)"チャネルにサブスクライブして、Zend ServerリポジトリRPMをインストールすることでZend Serverをインストールできます。 Zend Serverのインストールには、以下を実行します。
# up2date zend-server-repoオラクルの無償public yumリポジトリを使用する。 public-yum.oracle.comで 提供されるyumリポジトリを使用可能にするには、以下の手順に従ってください。 Oracle Linux 5 update 5を使用している場合は、ベース・チャネル(例: el5_u5_base)のいずれかを必ず有効化してください。また、新規のリポジトリ構成ファイルで、"アドオン"チャネルを有効化してください。 例を示します。
# vi /etc/yum.repos.d/public-yum-el5.repo
見出しが[el5_u5_base]のセクションで、次のようにチャネルを有効化します。
見出しが[el5_addons]のセクションで、次のようにチャネルを有効化します。
ファイルを保存し、次のようにしてZend Serverをインストールします。
PHP 5.2バージョンのZend Serverも利用可能です。 これをインストールするには、上述の手順で、パッケージ名の部分をzend-server-php-5.3からzend-server-php-5.2に置き換えます。
Zend Serverのインストールが完了したら、https://localhost:10082/、またはhttp://localhost:10081/でその構成コンソールにアクセスできます。 試用ライセンスキーが構成中に入力されていない場合は、Zend Serverのエンタープライズ機能は使用できませんが、無償のオープンソース版としてフルに使用可能です。
Oracle LinuxおよびZend Serverで稼働しているアプリケーションと本番環境のサポートは、オラクル(Oracle Enterprise Linux)およびZend(Zend Server)で受けられます。