Java ME テクノロジー - LWUIT


概要 

Java Community Process
 

CLDC
 

CDC
 

LWUIT
 

Java TV
 

Mobile Service Architecture
 

 
Light Weight User Interface Toolkit 1.4 が発表されました。ソースとバイナリの形式で入手できます。新しい XHTML コンポーネントによって、動的 Web コンテンツの描画と Java ME アプリケーションへのリッチテキストのローカルでの組み込みが今までにないほど簡単になりました。BlackBerry や強化されたバーチャルキーボードなどの追加機能によって、Java ME 開発者は創造性が豊かで魅力的な Java ME アプリケーションを、幅広いデバイスを対象に開発することができます。新しいバージョンを試して、新機能をぜひ体験してください。
 
 

Light Weight User Interface Toolkit (LWUIT) は、マスマーケットのモバイルデバイスを対象とした UI ライブラリです。LWUIT は、Swing にヒントを得た、高度な UI 機能と無駄のない API を提供します。

LWUIT を使用すれば、Java ME 開発者は異なる画面サイズに合わせてデバイス固有のコードを記述する必要はありません。その代わり、必要に応じて UI コンポーネントを追加して、一貫性のある魅力的なルック&フィールをアプリケーションに提供できます。

LWUIT は MIDP 2.0/CLDC 1.1 で対応され、CDC プラットフォームにも移植可能です。

LWUIT ライブラリは、アプリケーション開発の途中でアプリケーションにバンドルされます。LWUIT はオープンなテクノロジーで、ソースとバイナリは個人でも商用としても自由にアクセス可能です。

ソースコード、設計の詳細などについては、LWUIT オープンソース・コミュニティにアクセスしてください。



概要

 

LWUIT ライブラリは、モデル、ビュー、コントローラが明確に分離されています。たとえば、リストコンポーネントが表示できる項目には上限がありません。これは、このコンポーネントが目に見えるものだけを描画するからです。これに対し、モデルはデータを扱います。メモリ使用を心配することなく、大規模なリストを表示することができます。

LWUIT の重要な利点の 1 つが、迅速な開発ができることです。この API は Swing に着想を得ているため、覚えるのも導入するのも簡単です。LWUIT 自体はゼロから構築されていて、AWT には依存していません。

 

そのほかにも、配備が容易であること、デバイス固有のコードがまったく必要ないか、必要な場合もごく少量で済むという利点があります。移植性を確保するため、LWUIT は MIDP 2.0 で下位レベルの共通要素を使用して構築されています。LWUIT アプリケーションは、異なるデバイス、異なる Java ランタイムでも同様に表示され、実行することができます。

すべてがカスタマイズ可能、拡張可能です。足りない機能やコンポーネントがあった場合でも、独自に作成してコードに付け加えることができます。

LWUIT は今日のマスマーケット・デバイスでテストされています。要件は MIDP 2.0 と CLDC 1.1 だけです。


このテクノロジーを今すぐダウンロードして、モバイル・アプリケーションをよりよいものにできるかお試しください。



おもな機能

 
  • UI コントロール。Swing にヒントを得た、ツリー、テーブル、ボタン、リストなどが含まれます。
  • XHTML 対応。LWUIT の XHTML コンポーネントを使用すると、XHTML Mobile Profile 1.0 標準に準拠した HTML ドキュメントを描画できます。
  • レイアウトマネージャ。異なる画面サイズでアプリケーションを動作させるときはとくに、きわめて柔軟で強力な機能となります。
  • 簡単に追加/削除できるルック&フィールとテーマ。このツールキットでは、実行時に読み込んだり変更したりできる CSS のようなファイルを作成可能で、アプリケーションのルック&フィールを制御できます。
  • フォント。ライブラリにはビットマップ・フォントとデスクトップでフォントを作成できるツールが付属しています。
  • タッチスクリーン。すべての LWUIT コンポーネントがタッチイベントに対応しています。タッチ対応のデバイスで LWUIT アプリケーションを実行するのに、特別なコーディングは必要ありません。
  • バーチャルキーボード対応。この機能によって、LWUIT のタッチスクリーン対応が強化されます。デバイスの画面に表示されるバーチャルキーボードでユーザー入力をカスタマイズできるようにします。
  • アニメーションとトランジション。ライブラリには初期状態でさまざまな視覚効果が用意されていて、アプリケーションを華やかに見せることができます。
  • 3D SVG グラフィックスの統合
  • ツール。LWUIT のテーマ作成ツールによって、テーマやリソースを編集したり作成したりできます。これはスタンドアロンのアプリケーションで、背景の塗りつぶし、オブジェクト、その他のテーマ要素を作成したり表示することができます。
  • 双方向テキスト対応。右から左へ書くテキストにも対応しました。

Release 1.4 の新機能

 
  • XHTML コンポーネント。LWUIT の新しい XHTML コンポーネントを使用すると、XHTML Mobile Profile 1.0 (XHTML-MP 1.0) 標準に準拠した HTML ドキュメントを描画できます。このコンポーネントによって、ローカルに埋め込まれた HTML テキストとアプリケーションからリモートでアクセスした Web コンテンツを描画できます。そのため、Java ME 開発者は Web にある既存のコードやロジックを再利用しながら、動的でリッチなアプリケーションを簡単に作成することができます。
     
  • BlackBerry 対応。新しい BlackBerry バイナリによって、BlackBerry デバイス向けの開発がシンプルで簡単になりました。
     
  • バーチャルキーボード機能への機能拡張。Java ME アプリケーション内から LWUIT のバーチャルキーボードを簡単かつ柔軟に使用することが可能です。この機能強化によって、バーチャルキーボードのルック&フィールをカスタマイズしたり、新しい言語を追加したり、テキストフィールドにバインドすることができます。

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