Oracle SolarisでOracle Databaseを実行し、データベース・クラウドとエンジニアド・システムへの統合を実現すると、お客様はITコストを削減するとともに高品質のサービスを提供できます。 |
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業界をリードするパフォーマンス |
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Oracle Solaris 11は、世界最速のマイクロプロセッサとコンピューティング・システムであるオラクルのSPARCアーキテクチャを利用しており、特にOracle Database向けに最適化されています。 Oracle SPARC T5とOracle SolarisによるTPC-Cベンチマーク結果では、3ノードのクラスタでIBM Power 780よりもチップあたり2.4倍高速となっています。 このベンチマークの詳細、およびOracle SolarisとOracle Databaseによるエンタープライズ・ベンチマークの世界記録については、こちらおよびブログBestPerf(Performance & Best Practices)を参照してください。 数万のCPUコアと数百テラバイトのメモリ容量をサポートするように設計され、仮想化に関して実質的に制限がなく、また将来のSPARCサーバーとx86サーバーでは信頼性、可用性、保守性(RAS)がさらに向上するOracle Solaris 11を使用すると、データベースのパフォーマンスとスケーラビリティが大幅に向上します。 たとえば、新しい仮想メモリ・サブシステムによって、メモリ要求をさらに迅速に管理し、SPARC T4、T5の2GBのラージ・ページを活用できます。 また、Oracle Database 11g Release 2で導入されたDatabase Smart Flash Cache機能も例に挙げられます。 この機能を使用すると、データベースのバッファ・キャッシュを、メイン・メモリを超えてフラッシュ・メモリの2次キャッシュに拡張できるため、トランザクションのスループットが大幅に向上し、IO集中型のアプリケーションでアプリケーションの応答時間が大幅に短縮されます。 この機能は、Oracle Solaris(Oracle Solaris 11またはOracle Solaris 10 10/08以降)およびOracle Enterprise Linuxでのみ利用できます。
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ミッション・クリティカルな信頼性、可用性、および保守性 |
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Oracle Solarisでデータベースを実行して、計画停止時間と計画外停止時間に一般的なすべての原因からビジネスを保護すれば、ダウンタイムのコストを低減できます。 Oracle Solarisの予測型自己修復機能により、SMFテクノロジーとFMAを使ってハードウェア、データベース、アプリケーションの障害を診断、分離し、これらの障害からリカバリすることで、システムとサービスの可用性が大幅に向上します。 もっとも広範なエンタープライズ高可用性ソリューションとディザスタ・リカバリ・ソリューションは、Oracle Solaris Clusterが提供しています。 Oracle SolarisとOracle Solaris Clusterはともに、最大規模のミッション・クリティカルなアプリケーション・ポートフォリオに対応する、もっとも広範なRASソリューションを提供します。
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コスト効率に優れたセキュアなデータ管理 |
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圧縮、重複排除、オンディスク暗号化、エンド・ツー・エンドのチェックサム、トリプルパリティRAID、ハイブリッド・ストレージ・プール、および発見されにくいデータ破損を防ぐ自己修復機能を備えたファイル・システムによって、Oracle Solaris ZFSは、もっとも効率性と信頼性に優れたセキュアなデータベース向けファイル・システムとなっています。 Oracle Solaris ZFSは、Oracle Solaris 11のデフォルトのファイル・システムです。 エンタープライズクラスのネットワーク接続ストレージ(NAS)機能をOracleのトップレベルの統合、簡便性、効率性、パフォーマンス、およびTCOとともに提供するオラクルのSun ZFS Applianceファミリーは、Oracle Solaris ZFSテクノロジーに基づいています。 |
不可欠なセキュリティとアカウンタビリティ |
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オラクルでは、データ・プライバシを確保し、インサイダーの脅威から保護し、Oracle Databaseとオラクル以外のデータベースの両方で規制に遵守できるように、セキュリティ・ソリューションの包括的なポートフォリオを提供しています。 Oracle Solarisのセキュリティ・テクノロジーは、データ、アプリケーション、ユーザー、およびオペレーティング・システム自体を保護します。 任意アクセス制御と強制アクセス制御、データの暗号化、整合性の保護により、データは格納中も運用時も保護されます。 Oracle Solarisは、ロール・ベースのアクセス制御機能と任意管理機能を使って、インサイダーの攻撃のリスクを軽減します。 監査とログに準拠するのを支援し、信頼できるラベル・セキュリティとマルチレベルのアクセス制御を提供します。 Oracle Databaseの表領域暗号化のパフォーマンスは、暗号化アクセラレータを透過的に使用するため、SPARC T4システム、SPARC T5システムとOracle Solarisで実行する場合、自動的に大幅に向上します。 暗号化をさらに広く使用することで、リスクを軽減できます。 たとえば、Oracle Solarisを実行しているOracle SPARC T5サーバーは、インテルXeon E5-2690の3.9倍の暗号化パフォーマンスを提供します。 対象のログを収集、統合、および管理して企業の監査機能を拡張するOracle Audit VaultとOracle Database Firewall製品を使って、Oracle Databaseの監査ログとイベント・ログをOracle Solarisのログに統合できます。 |
俊敏性の高いクラウド環境 |
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非常に動的なパブリック・データベース・クラウドとプライベート・データベース・クラウドを、データベース向けの非常に動的なパブリック・クラウド環境とプライベート・クラウド環境の迅速なプロビジョニングを可能にする、Oracle Solarisゾーンやネットワーク仮想化などのOracle Solarisの組込み機能によって実現しています。 アプリケーションのニーズに応じてさまざまなバージョンのOracle Databaseを複数の異なるゾーンで実行でき、それぞれでシステム・リソースの割当てと管理を実行できます。
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固有の可観測性と診断 |
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Oracle Solaris DTraceを使用すれば、本番システムでデータベース・パフォーマンスの問題をリアルタイムでトラブルシューティングできます。 Oracle Solaris DTraceは、システム・パフォーマンスの問題の根本的な原因を安全かつ迅速に特定するように設計されています。カーネルをリブートしたりアプリケーションを再コンパイルしたりする必要はありません。アプリケーションの再起動さえ不要です。 カーネルからアプリケーションまでのソフトウェア・スタックを1つのビューで確認できるため、パフォーマンスのボトルネックを迅速に特定できます。 |
配置の迅速化、リスクの軽減 |
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データベースにOracle Engineered SystemsまたはOracle Optimized Solutionを使用すると、配置にかかる時間を大幅に短縮してリスクを大幅に軽減できます。 Oracle Engineered SystemsでOracle Solaris 11(SPARC SuperCluster、Exadata Database Machine、Exalogic Elastic Cloud)を実行すると、究極の信頼性、最速での配置、およびOracle配置のコスト削減を実現できます。 Oracle Optimized Solutionsは、設計、テスト、および完全な文書化が完了されているアーキテクチャで、最適なパフォーマンスと可用性を提供するようにチューニングされており、Oracle Solaris 11の革新的な組込み機能を利用することで、お客様は総所有コストの削減、リスクの軽減、ビジネスの俊敏性の強化、ユーザーの生産性向上を実現できます。
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