Oracle WebCenter Portal Jump Start Kit

JSKでは、ユーザーがOracle Technology Networkから必要なソフトウェアをダウンロードすることを想定しています。必要なソフトウェアには、Oracle Database、Oracle WebLogic Server、WebCenter Content、WebCenter Portal、Oracle HTTP Serverや、Fusion Middlewareユーティリティ、Repository Creation Utilityなどが挙げられます（正確な対象ソフトウェア一覧については以下のリンクを参照してください）。次に、各製品をインストールして相互に連携するように構成し、すべてをSAML SSOによって保護します。

その後、JSKによってWebCenter ContentとWebCenter Portalの統合ポイント（Inbound Refineryなど）が構成され、さらに複数のWebCenter Portal機能（パーソナライズ・サービス、ページレット・プロデューサ、ブログ、Wiki、リストなど）も構成されます。最後に、AviTrustサンプル・アプリケーションが、いくつかのサンプル・アプリケーションやポータルとともにインストールされ、構成されます。これらは、新規ユーザーがポータルの各機能を確認できるように設計されています。

このプロセスの実行中にユーザーがJSKインストーラを操作する必要はありません。全体の実行時間はインストール先のマシンの処理速度によって変わりますが、傾向としては1.5～2時間程度かかります。

JSKポータルは開発者向けに提供されており、本番使用はできません。その理由として、トポロジについて、いくつかの前提事項があります。たとえば、すべてのサービスが1台のマシンで実行される、サービスの実行速度よりも構成のしやすさが優先される（例：Oracle Secure Enterprise Searchの代わりにLiveSearchを利用）などの前提事項があります。

最小要件は、RAM空き容量が10GB以上ある、Linuxが稼働する物理マシンまたは仮想マシンであることです。サポートされるオペレーティング・システムのバージョンはOracle Linux（ソフトウェアでサポートされる全バージョン）とRedHat Linux（ソフトウェアでサポートされる全バージョン）です。サポートされるバージョンは、最新のOracle WebLogic ServerをベースとするOracle WebCenter Portalのバージョンと同じです。インストールを開始する前にOracle Fusion Middlewareのシステム要件と仕様、およびOracle Fusion Middlewareでサポートされるシステム構成に関するドキュメントを読んで、インストールする製品の最小インストール要件が満たされている環境を使用していることを確認してください。これらのドキュメントは、このページにあります。

1. 1.現在のページの上部近くにあるライセンス契約に同意します。
2. 2.現在のページの"必要なダウンロード"から10ファイルをダウンロードします。
3. 3.ダウンロードしたすべてのファイルをマシン上の同じディレクトリ内に配置します。
4. 4.readmeを読んで説明に従います。